1997年 U.K.篇 Hotel

St.James Court Hotel & Appartments



部屋の窓からの眺め。
バッキンガム宮殿からも地下鉄St. James Parkからも5,6分でとてもロケーションのいい処。 地の利の良さでまず気に入りました。感じもとてもヨーロピアンだし。エドワード王朝風の建物だそうです。
私達の中では、英国旅行で泊ったホテルのベスト2という気持ちです。
(一番は湖水地方のあのホテル!)

’99/12追記
映画「ハワーズエンド」を観て驚きました。 このホテルが使われていたのです!! 何処に出てくるかは、ご自身の目でお確かめ下さい。

ロビーにて


グランドピアノの上にダイアナさんの写真と白いユリが。
各国の言葉で記帳されたその分厚いノートは、St James Palaceにおさめられるそうです。

私も日本語でダイアナさんをおくる言葉をしっかり書きとめてきました。

エレベータホール



中国風など色々ありましたが私達の7階はこんな風なロマンティックなイメージで。

エレベータホールは各階ごとに趣の違うインテリアでまとめられていました。

心配りとハイテク



左)夕方のベッドメイキングと同行者のノートPC
右)室内の電話とチョコレート

到着して部屋に入ると、TVの画面に「ようこそ**様」の文字にびっくり!
旅館の入り口の立て札を少し思い出しましたが、その後もこの素晴らしいハイテクTVは活躍しました。
いつでもその時点でのチャージが全て計算されて項目ごとに参照できるのです。
精算時にドキドキしなくてもいいのですよ、とっても便利でしょう? (笑)
日本でもこんな新しいタイプのシステムが導入されてますけど、St.James Court Hotelのようなクラシカルな処でお目にかかれるとは。

電話

私達が気に入った理由の大きな要素の一つがこれなのです。
同行者が旅行中どうしても仕事のメールを読まなければならなかったので、まずアダプタを買いに走らねば、と覚悟してました。
(英国のと日本のとではモジュラージャックが違うのです。ご注意を!)
処が、そのまま電話に差し込んで使えるではありませんか。ラッキー!  無事、英国のアクセスポイントへ接続して毎晩お仕事する同行者でありました。(よって夜のお出かけは無し)
短時間とは云え、ホテルの部屋からはやっぱりチャージかかって結構な金額に。
TV画面で確認しては結局ドキドキしていた私達。

チョコレート

到着した日の夜7時ごろ、私は早々とお風呂に入ってたので同行者の体験話ですが、 部屋係の女性が夜のベッドメーキングをしにやって来ました。
さっさとベッドカバーはがして横になってたので「結構ですよ」と断ると「じゃ、チョコレートをどうぞ」とすすめられました。 2個つまんだ処「あなた達はカップルでしょ、もう2個いかが?」と更にすすめられ、せっかくだからと受け取りました。

それだけでも何だか微笑ましいようなふんわりした温かさを感じたのですが、 その後、今度はその上司らしき女性が書類を携えてまたもやノック。
何かと思えば「ちゃんとベッドメーキングできてるか、ちゃんとチョコおいていったか、何か不都合はないか」確認しに来たそうです。

きちんと行き届いてるかチェックする体制が出来てるんだってのを目の当たりにして二人で嬉しくなっちゃいました。 毎晩、夜にはいつのまにかチョコレートが白い枕の上に添えてありました。
イギリスらしく、ミントチョコ。

部屋係の人たちはとっても気さくでいつ廊下などであってもニコっと微笑んで挨拶をしてくれます。 ちょっとした事ですが、そんなところもホテルの雰囲気全体をも左右すると思います。

Bath Room



明るいバスルームには、貝殻の形のお皿にポプリが入ってました。 さりげない心遣いが嬉しい。 タオル掛けはウォーマーになっていて、いつでも暖かく乾いたタオルが使えるようになっているのはgood!
朝出掛ける時にそれぞれの歯ブラシを何の気なしに別々にしてたら、 帰ってきた時には仲良く一つのコップに立ててレイアウトされてました。

朝食


1階のレストランでお馴染みのビュッフェスタイル。
温かいお料理もたくさんあり、充実のひととき。 いちじくのコンポートを食べたのはこの時が始めてでしたが、とろりとして甘酸っぱい濃厚な味は美味しかったです。
お茶を何杯もおかわりしながら、ゆったりと朝ごはんを食べられる幸せを満喫しました。
たくさんの種類のシリアルが用意されてるのですが、人によってミルクを先に入れるか後にするかこだわりが見えて興味深く感じました。
クロスも食器も真っ白というのはとても気持ちがいいものです。