ダージリンティー


今日は紅茶の日。
日本紅茶協会が1983年に制定したというから、25年も前の話で
思ったより歴史があるんだなあと思いました。

今朝から夫が出掛けたため、私はワークショップの準備にいそしみ、
イレブンジズにはすっきりした飲み口のダージリンを選びました。
イギリスの老舗、Fortnum & Masonです。

「紅茶」に開眼したのは、広島にいた時でした。
もう20年近く昔のことで、すでに紅茶の日は制定されていたようです。

広島市中心部の本通から一本それ、
飲食店が密集する辺りの2階のお店にふらっと一人で入り、
まずそのインテリアの優雅な雰囲気にドキドキとときめいてしまいました。

紅茶のメニューがずらりと並び、何をどう選んだらいいのやら。
確か最初に記されていたか、
詳しくなかった私でも聞いたことがあった「ダージリン」を頼んでみました。

するとこれまた優雅な印象の、マダムと呼びたい感じの女性が、
「ダージリンだけで飲むと少々きつく感じるかもしれないので、
クッキーをお付けしますね」的な言葉を添えて、
湯気の立つカップ&ソーサーを私の前に置いてくれました。

紅茶の種類によって味わいが違うんだ・・・!
と云うのが目から鱗だったのです。
それから紅茶の種類にも注意を払うようになったり、
そういえばイギリス旅行をした時に飲んだ紅茶は、あまり気をつけてなかったけど
今まで飲んでいた紅茶とは違ってまろやかで美味しかったなあ・・・とぼんやりと思い返したり。
で、再度1994年にイギリスへ行き、紅茶とイギリスの文化にどっぷりとはまったのでした

本当にしばらくご無沙汰なので、またイギリスの空気に触れたいなあ。
オリンピックの年は外したいけどね。

それ以来、ダージリンを飲むときには、必ずおやつを添える習慣になりましたよ。
添えたおやつは、冷凍庫でしばらく忘れ去られていた
くるみ入りココアパウンドケーキ・・・。
勿論、きちんと食べましたが問題ありませんでした。
が、ああ、本当はもっと早く食べてしまう筈だったのに、
忘れていたことがショックでした。

ホームフリージングを活用しているつもりでも、
こんな忘れ去られている食品を見つけると、反省してしまいます。
家庭での可食部分の食品廃棄率は4%という2006年に農林水産省が発表したデータがあり、
この4%を少しでも0に近づけていくような暮らしを心がけています。

何はともあれ、熱い紅茶が本当においしい季節が到来しました。