くるみ入りココアパウンドケーキ


秋は、素朴な焼き菓子を食べたくなります。

この前の週末に思い立って焼いたもの。
ココアパウダーがちょうど20g残ってて、使い切ってしまいたいなと思って。
レシピを忘れない内に、Bread + Lifeに載せますね。
・・・ってメモしないといけないんですが、他のパンのとごっちゃになりそう・・・。

さらっとした気持ちよい空気に包まれることが多くて、
この時も熱いミルクティーを淹れました。
イングリッシュブレックファストの力強い紅茶の味と、
多めに加える冷たい牛乳と、
粉が主役の焼き菓子の取り合わせは、永遠の好物であると信じています。

珍しく夫が、「これになら、生クリームを添えても美味しいと思う」と云いました。
ココアの濃さとか、ケーキ自体の硬さとか、
何かの加減がそう思わせたのでしょうね。

半島を出よ
をここ数日で読み返しました。
最初は、遠く東京の暢気な様子で僅かな危険の予兆が現れたかと思うと
瞬く間に、北朝鮮から9人が福岡の能古島に上陸し、福岡ドームを占拠すると、
段々とリアルな感覚に陥り、九州を切り捨てる不甲斐ない政府に本気で腹が立ち、
調査し訓練しつくされた北朝鮮の兵士に恐れおののき、
彼らに媚びる福岡市民や市職員、業者に同情と憤怒を覚え、
思わず降りるべき駅を乗り過ごした朝もありました。

イシハラのもとに集まってきた危なっかしい幅広い年齢層の男たちも、
よほどじゃないと誰が誰やら人物像がうまく頭の中で結べないのですが、
「コリョ」に向かって共同作業を開始する辺りから、
それまでの人生の譲れない核となっていたが故に社会からはみ出してしまった物が
活き活きと各自の役割を果たすいわば武器となり、力となりだすくだりは、
何度読んでも快感です。

今回は、ヒノが突然、母親を許す心境に至った処で落涙・・・。
家族に手をかけ、自らの命も絶った母親を、急に腑に落ちるように理解したのですから。

彼らのそれまでの人生は、決して受け入れられるものではないにしろ、
何処か切なくて、ある意味とても理解も出来てしまったりするのは私だけでしょうか?

私の生まれ育った福岡は、半島にとても近い位置にあり、
日本政府もなんなんだかと思わざるを得ない状況が続いている訳で、
何だかうっかり起こりそうな話に感じられてしまい、
いつもこれを読むときには、どっぷりとのめりこんでしまいます。

2011年ってもうすぐ目の前。
これが発表されたのは2005年で、ずいぶん変わっていることもあるなとも思いました。
私も宿泊したことのあるシーホークは、JALの系列になり、
スタッフさんはアフリカの民族衣装は着ていないのではないかしら。
サイトを見る限り、客室のテーマも5大陸をモチーフにしていないみたいだし。
アトリウムは、インコとかまだいるのかしら・・・?
宿泊したページと、朝食のカフェテリアのページ
おっと、久しぶりに自分のページを見たら、10年前だったのか・・・・。
そうか、父の3回忌で帰省したのでした。
段々、いつ頃何をしたかの覚書は、すっかり自分のサイトに頼っています。

閑話休題。
その2011年に、北朝鮮のあの人は存命でありますでしょうか。
ここ数日のニュースで、ふとそんなことも思ってみました。

そして何度読んでも、福岡の話なのに、大部分の方言が長崎弁っぽいのが、
どうしてもどうしても気になって落ち着きません。
逆に、福岡在住の長崎出身者が圧倒的に多いって設定?と思いたくなるくらい。
福岡でも細かく違いはあるとは思いますが、個人的にはこう訂正したいです。
 どがん → どげん
 こがん → こげん
 しよらす → しよる
まだまだあるけど、今日はここまで。

そう云えば映画化の話はどうなってるんでしょう。
読むのも辛い、直視できない凄まじいシーンがあるので、
怖いもの見たさなんですが、とても興味があります。