兵庫:姫路「播州駄菓子」


小さい頃からかりんとうが大好き。
しばしば購入しては、熱い日本茶でぽりぽりとかじって楽しんでいます。

姫路駅南口すぐにある郷土名産コーナー「播産館」は、
西播磨エリアの特産品がコンパクトにまとめられていて、
お土産に何かないかよくのぞきに行く処です。
で、この「播州駄菓子」がとても気になっていました。

先日、とうとう購入してみました。

懐かしい昔ながらのかりんとう。
しっかりと歯ごたえがあり、それでいてさっくりと軽い味わいで
ついつい手が止まりません。

調べてみると、このかりんとうは、
日本においては姫路にルーツがあるそうです。
これは南蛮菓子を起源とする説に基づくのですが、
ポルトガルのコスクランと云うお菓子がかりんとうにとても似ているとのこと。
江戸時代、財政難からの脱却を図った姫路藩家老が、
菓子職人を長崎のオランダ商館で修行させて
その技術を持ち帰り、広めていったものだそうです。

もうひとつ、唐菓子ルーツ説というのも。
長崎のよりより(麻花巻)もなるほど、そうかもと思わせるものがあります。

もしかしたら唐のルーツがオランダだったとかってのはないのかな?
シルクロードとか伝わって・・・。

まあとにかく当時は高級な砂糖もしっかり使うわけですから、
上流階級のお楽しみだったことでしょう。
今でこそ駄菓子と呼ばれ、庶民のおやつとして親しまれていますが、
ありがたいことだなあと思います。

ひめじ菓子博2008はあと一週間で開幕。
せっかく縁あってしばしば足を運ぶ姫路で、
「おいしい」博覧会が開かれるのがとっても楽しみです。

ご興味がある方は是非、美しい世界遺産の姫路城観光とあわせでどうぞ。
おとなりの姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」もお勧めなので、セットでね。