福岡:二○加煎餅(にわかせんぺい)


福岡で長いこと親しまれているにわかせんぺいは、
たっぷり入った卵の甘い風味がたまらない魅力。
しかしそれ以上に、昭和49年製作の「♪た~まに~は、喧嘩~に、負~けてこ~い」の
歌で有名なCMで、多くの福岡人の愛郷心を訴えているのではないでしょうか。
多分、生まれ育った人は、全員台詞と歌を歌える筈。
東雲堂のサイトでCM配信しています。

このユーモラスな顔のデザインは、
お盆の頃に行われる博多仁和加(はかたにわか)と云う郷土演芸で使われるお面を
模したものです。
詳しくは、前述の東雲堂さんのサイトに詳しく載ってますが
博多華丸大吉のルーツと云っても過言は無いかも!? 云いすぎ?

にわかは大体「ふてぇがってぇが」と云う言い出しで始まります。
処で、と云う意味ですが、流石に私達の世代では既に全く使わない言葉。
博多弁でうだうだトークして、謎かけの落ちでしめる、と云うのがパターン。
ゆるっとしたお笑いです。
大阪に負けず劣らず、福岡も300年も前から相当お笑い好きな土地柄であります。

にわかせんぺいの箱には、必ずこのお面が同封されていて、
幼い頃は輪ゴムで耳にかけて、遊んだりもしました。
今回はミニサイズを買ったので、残念ながら入っていません。

昔は、冒頭の標準的なデザインしかなかったように思いますが、
今では表情のバリエーションも増えました。こちらはその一例。

「せんべい」ではなく「せんぺい」なのは、九十九島せんぺいにて説明してます。

8月8日は、私達の結婚記念日でもあります。
紅茶好きの私の希望で「葉っぱの日」と勝手に認定し、この日にしてみました。
夏は二人とも苦手ですが、立秋だし、無理矢理秋のカテゴリーだから、いいかな。

今年は、お互いの好きなものを食べに行こうと云うプランにしています。
第1弾として、先週末に彼の希望の焼肉を楽しみました。
私の希望は、なんだかんだスケジュールの関係で月末になったのですが、
急遽、当日に第2弾として軽く乾杯をしようということになりました。
ひー。21時頃に丸の内で待ち合わせ・・・仕事を翌日に持ち越させてしまってごめんなさい。

バルバラ・マーケットプレイス 151でようやく席を見つけ、
ビールとシャンディガフで乾杯。
デリの盛り合わせ、牛肉のカルパッチョ、名前を忘れたけど美味しかったチーズなどで、
彼は赤ワインが進んでおります。
そう、多分ワインに合うようになのか、全体的にちょっと私にはしょっぱい味付けでした。
(なので独立した記事にはせず・・・)

しかし私が最も気に入ったのは、淡路産玉ねぎのまるごと石釜焼き。

迫力あるローストっぷりに、惚れ惚れです。
デザートも悩みましたが、石釜で焼いたカレーでかなり満腹になり、
帰宅して、かき氷を作ってしめました。

丸2年、やっぱり喧嘩することだってありますが、
必ず最後には、この二○加煎餅のCMのように「ごめーん」と謝って、
また楽しく暮らしていきたいと思います。