佐賀のがばいばあちゃんが映画化されて、観に行かなくちゃと思いつつ、秋になり。
上映している映画館も限られてきていたので、レディースデイの今日、上野へ出向きました。
島田洋七さんのイベントでも何度も語られてたし、本も落涙しつつ読んだし、
さてどんな風に仕上がってますやら。
昭和30年代は生まれる前でしたが、物心ついた頃でも似たり寄ったりだった田舎で育ったので
懐かしい気持ちが沸き起こります。
お堂の周りでまさに遊んだたし、竹林に囲まれた山あいの3階建ての小学校に通ったし、
その小学校も各学年2クラスしかないこじんまりしたものでしたし。
しかも、博多弁にも似た、云ってみれば「九州アクセント」で綴られてるので尚更かな。
導入部の広島弁もかつて1年半住んでたので耳に馴染みます。
狙い過ぎてるとも穿ってみたくなる昭和レトロブームの昨今にあって、
「がばいばあちゃん」は単に郷愁や感動を誘って「さあ泣いて頂戴」と強制しません。
ばあちゃんがなんせ明るく、ユーモアに溢れていてむしろ笑わせようとしてるくらい。
そんな中、あちこちに潜んでいる人々の温かい思いやりに不意に気付き、思わず落涙してしまう訳なのです。
吉行和子さんも素晴らしかった。流石だなあ。
不覚にも洋七さんが出演してるのに、エンドロール見るまで忘れててしかも気付きませんでした。迂闊だ。
ばあちゃんの名言は数あれど、一番好きなのはこれです。
「悲しい話は夜したらいかんと。明るい時にしたら悲しい話もなんでもなくなる」
理解して貰えるかどうか、私は現在の児童事情に疎いのですが、
是非全国の小中学校で上映した方がいい!と強くお奨めしたいくらいです。
さて、お昼時、お腹すいたなーと思うとばあちゃんに「気のせい」って云われそうだけど、
上野松坂屋がリニューアルされ、フラッグスカフェが出来たのでそちらへ行きました。
パスタランチ1260円、パスタは2種類から選べ、秋茄子ときのこのトマトソースを選択。
まずはサラダが出されて、ごぼうやら松の実、胡麻、オリーブと嬉しい素材が使われているので好印象。
別料金のパンをつけようか迷ったんですが、運ばれてきたパスタを見てそのボリュームに頼まずによかったと胸をなでおろし。
唐辛子が効いてて身体の芯から温まります。
食後にはプチデザート(トライフル風)、ドリンク(私はオレンジの入ったハイビスカスティだっけ?)がついてきます。
家にいると、ついついPCに向かってしまうので、読みたい本を此処で読み進めてから
カフェを後にしました。
上野ってカフェに困るので、貴重なお店が出来て嬉しい。
チャノマかフラッグスカフェって感じになってしまうので、もっと増えるといいな。
雨が上がったのでこの後、結果的に8キロ程歩きました。
明るい貧乏とはこういうこと。今の時代だからこそ読んでおきたい一冊です。