東京:渋谷「Ivorish」


初詣は夫の実家の最寄りの神社へ行ってきました。
東京では明治神宮に行くことにしました。
関東の暮らしが人生の半分を超えているのですが、意外とお参りには行っていなかったなあと。
近隣の色々な処へは行っていたのに、行かないものだなあ。

素晴らしいお天気。

関東に来るまで、TVで見掛ける年末年始の3大混雑の光景に一度くらい身を投じてみたいなあという変な願望が在りまして。
その内の一つ、暮れのアメ横というのは既に達成して、これは尋常ではないと思った記憶があります。
お正月の明治神宮というのも願望の一つでしたが、ある年の2日に浅草寺にお参りに行ったらこれまた長蛇の列の大混雑でしたので、明治神宮も大変なのだろうなあと察し、もうそのようなことは思わなくなりました。

そんなこんなで10日の明治神宮、思ったよりは賑わっていました。
この辺一帯のことを最近知って、今はこんなに平和でいいことだなあと思いつつ。

というのも戦前は陸軍の練兵場だったところで、敗戦後には接収されて米軍の住宅になっていたそうですね。
その中にワシントンハイツが建設されていたとか。
東京オリンピック開催にあたり、日本に返還されて、選手村や競技場になったのだそうです。
NHKとか渋谷区役所とかも練兵場の範囲だったみたいで、本当に広大な土地だったのですねえ。

ライブでよく行くこの辺りですが、歴史を紐解くとついこの100年くらいのスパンでも、二度と繰り返してほしくない事が色々とあるものですね。

興味深かったのは、ワシントンハイツにはジャニーさんが居たとか。
アメリカと日本の歴史に揺れた人生を垣間見ることができます。しみじみ。

そんな戦後70年目を考えつつ、人混みを避けつつ、競技場から渋谷公会堂へ抜けて坂を下り、予め心積りしたお店へ向かっていました。

そんな時にふと目に止まったIvorishの看板。
え、これ去年しばしばTVで行列が凄いお店として紹介されていた、元々は福岡のフレンチトースト専門店?
ちょっと覗いてみようかと階段を降りて行くと、さほど人は並んでいません。

折角なら食べてみようかということになり、30分ほどで店内へ。
私は渋谷限定のクロックマダム1,500円。
フリルレタス(ハンサムグリーン?)メインのたっぷりとしたサラダ、分厚くて面積の広いベーコン、ほかほかの滑らかなマッシュポテト、黄身がぷるんとした目玉焼き。
そしてフレンチトーストもオリジナルのパンにしっかりとアパレイユが染みこんで、メイプルシロップでキャラメリゼ、さらに発酵バターを使用するという贅沢さ。

1枚目の上にホワイトソースがたっぷりとサンドされていて、上の2枚目は更にチーズもたっぷりとかかっていました。
なんというリッチ。
こうなるともうフレンチではなくて、アメリカンな感じ。
美味しかったのですが、もう正直年取ったなあと実感したのは、途中で食べきれなくなってきたこと。
夫にも手伝ってもらいながら、何とか残さずに済みました。


ランチタイムにはコーヒー、紅茶、オレンジジュースから選択でき、私はホットコーヒーにしました。
オーガニックコーヒーが大きなマグで供されます。
私の嬉しいポイントは、ミルクは牛乳だった点。

夫は、エッグベネディクト(2枚)1,550円。

フレンチトーストは1枚にもできます。
福岡の本店限定のチリドッグが本命だったようですが、こちらも美味しかったようです。

夕食の材料を買って帰宅する途中で2人共あまりにも満腹のため、激しい眠気に襲われ、帰宅後はどっぷりと昼寝をしてしまいました。
今年は適量を食べるように心掛けよう。

なんて云いつつ、Ivorihのデザートメニューのチョコレートファッジが気になってしかたがありません。
ハーフサイズならなんとかなるかなあ。

適正な混雑具合の時にまたひょっこりお邪魔できるといいな。

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