フィオレンティーナペストリーブティックのパンで


東京観光を先日してきた際、宿泊したホテル、グランドハイアット東京のパンが美味しくて、買って帰りました。
朝食で食べたパンと、購入したパンはそれぞれブログに載せました。

バゲットは、食べやすくするために横にも切れ目を入れています。
サンドした内容は、先日から我が家でブームである、小樽はめるかーどの桜いぶしベーコンをカリカリにソテーして、ベビーリーフと人参を合わせたものに掛け、ワインビネガーとか塩胡椒とかで和えた即席のマリネ。
熱いベーコンを合わせることで、ベビーリーフがしんなりとするので、たくさんサンドできます。
野菜高騰と云われていますが、安定している価格の野菜を上手に選んで、どんな時でもしっかりと身体に取り入れていきたいなと思っています。

ストロベリーブレッドは、いちごの甘酸っぱさが全体を包み込んでいて、バターの塩気とも相まって何枚でもスライスして食べられそうです。
残りはスライスして冷凍してしまったけど、本当はすぐに全部食べた方がいいのだろうなあ。
でも相当高カロリーそうだし、少しずつ食べることにしてしまいました。
もうちょっとだけ、お楽しみがあります。

先日、大島渚監督が亡くなられましたね。
私にとっては、高校生の頃に劇場で観た
戦場のメリークリスマスで衝撃を受けたのが出会いでした。
元々、お笑い好きの私は「ビートたけしが出るんだって」と云う興味で友人と観に行ったのですが、もう予想に反してラストの彼が演じるハラ軍曹のあの名シーンで抑えていた感情と涙が一気に溢れだしたのを今だにはっきりと覚えています。

映画の内容もさることながら、坂本龍一を知ったというのも大きかったです。
テクノの人、ライディーンとかテクノポリス流行ったよね、くらいの印象でしかなかったのですが、彼のヨノイが脆くて美しくて。
デヴィッド・ボウイの美しさには強さがありました。
あの二人のシーンは何度観てもクラクラします。

日本人的な思想、西洋の思想、特にああいった戦時下に置いては相容れないかのように思えますが、きっと理解しあい認め合う瞬間が来るはずだと希望が持てる…と書きながらも、アルジェリアのことが脳裏をよぎり、実に複雑な思いではあるのですが。

さておき、教授が「無謀にも」映画に出ることが初めてなのに「映画音楽をさせて貰えるなら出演する」と云って監督に快諾されたその仕事も素晴らしいものがあります。

どのシーンでもそれまでに耳にしたことのないような、繰り返されるようでいて少しずつ変化していく美しいメロディ。
とても心に深く残る独特のフレーズ。
教授は「東洋の人からも西洋の人からも異国に感じられる曲を作りたかった」と云っていたのですが、本当に不思議なメロディです。
官能的な教授の音楽の虜になった始まりでした。
それ以来、YMOもずっとずっと変わらず追いかけています。

勿論、英国アカデミー賞 作曲賞受賞を受賞した戦場のメリー・クリスマスサウンドトラックも購入して、ずっと聴いていました。

このニュースでたびたび流れるので、最近聴いていなかったのですが、引っ張り出してきて在宅中は聴いてます。
音楽が私にできたら完全に再現できるほど、隅々までを覚えていると思います。
「詩編第23」なんかも必要に迫られたら歌えると思います。そんなシーンはないですけど。

一つ一つの音が洗練されていて、教授のイケイケ感もよく出てるなあと改めて思いました。
翌年リリースした音楽図鑑
なんてのもイケイケキラキラの最高潮ではないでしょうか。
大好きなアルバムです。セルフ・ポートレイトとかREPLICAとかもうね、たまりません。

彼の楽曲は、年齢を重ねるごとに癒しとか平和への想いなどが色濃く出てきたと感じるのは私だけ?

閑話休題。
ともあれ、この戦メリの最後のデヴィッド・シルヴィアンの歌声でうっとりするのも毎度お馴染みです。

戦メリは今もって私の好きな映画1位。
2位はノッティングヒルの恋人、3位は硫黄島からの手紙
と云うのがここ数年の不動のランキングです。
好きと云うか、大切なというか、人生に影響を与えたというか。

大島渚監督の戦メリは、ビートたけしや坂本龍一を世界に通じる人なるきっかけを与えた作品であるだけでなく、私みたいに個人的に感銘を受けている人もたくさんいる筈です。
今一度、戦メリを観たくなってきました。
この機会に日本でもブルーレイにならないかな…と密かに期待していますがどうでしょうか。
どうぞ安らかに。

余談ですが、教授が出るというので見てみたダウンダウンのごっつええ感じと云う番組にはまったという想い出もあり、お笑いから入って次のお笑い芸人を知るという面白い個人的な歴史もあります。
それにしてもあのアホアホマンは衝撃的でしたな。

朝食
Tea&Life