東京:北千住「バードコート」


数年来、行きたいとずっと思っていてようやくお邪魔することができました。
夫は何回か行ってて、その度に美味しそうなさまを聞かされては、
ハンケチを噛んでは悔しがっていたので、予約できたと判るともう小躍りでした。

人気店のため、2時間の2部制になっており、17時半の一回目でスタート。
ワインや地酒が充実しているとも聞いていたのですが、
私は飲めない方なので、香檳烏龍茶を。
これがまたサッパリした香りのよさで、しかも500mlのペットボトルをトン、と
グラスと一緒に置いてくれる気前のよさが嬉しかったです。
夫はビールが進んでおりました。

レバーパテの滑らかな口解けのよさに感動したことを皮切りに、
奥久慈軍鶏を堪能できるお料理が目白押し。
豆腐の味噌漬け、辛味大根と和えたづけ。
赤じゃがいものフライは変化球でいい感じ。
串の7点盛りはどれもこれも目くるめく展開。
噂のつくねは、今までつくねにさほど関心がなかった私が「つくね美味しい」と
思いを改める一本になりました。
黄身を崩してタレと絡めながら食べ、タレだけになったら、フランスパンをぽんと
置いてくれて、これで美味しい卵のタレを余さず食べる算段になってるのも嬉しい限り。

7点盛りになかった、他の焼き鳥を追加でオーダーしましたが、
メニューの左の方に書いてある希少部位はあっという間になくなっていました。
こちらを先にキープしておくんだな、と反省。

福岡で生まれ育った私には、こちらの焼き鳥は基本的に「高級焼き鳥」です。
だって、福岡で焼き鳥食べたら1本100円前後ですが、
こちらは300円から400円前後しますもの。
福岡の砕けた感じを愛して止まない私ですが、バードコートの洗練された焼き鳥は
また行きたい!と云う気持ちにさせてくれます。

〆は親子丼。

鶏がらのスープがついてきます。
お茶碗に2杯分くらいなので、二人でシェアしてちょうどいい感じ。
なんだか〆と云うよりは、デザートに近いくらいの優しい甘さ。
鶏の存在感もしっかりと感じられるんですが、つるんと食べてしまいました。

そして、自家製プリンは勿論一人1つずつですよ。
「ウチのは、昔ながらの硬めで、カラメルソースもほろ苦いタイプです」と
言い添えて熱いお茶と一緒にカウンターに並べてくださいました。
おおー、私はその昔ながらの硬めのプリンと、ほろ苦いカラメルソースが大好きなんです!
まさに好みのカスタードプリンです。

このプリンを食べるためにもまた行かなくちゃ。
帰り道、二人の会話の中で一番出てきた言葉は「美味しかったねー」。
しばらく思い起こしては、ふーっと気持ちが漂いそうです。

終戦記念日の夜、
ニノの出演したハリウッド映画、硫黄島からの手紙

が放映されました。
DVDを持っていながらも気になってチラッと観たら、
カットされているシーンがすぐに判ったりして、ちょっと残念。

とはいえ、いい仕事したなあとつくづく思います。
なんせ初めて観た時に、嵐の二宮和也と云うことを知らず、
「この子は誰?」と云う処から始まり、
なんだか今はすっかり嵐に夢中になってしまいました。

人生判らないものだなあと、こういう処でも思うのですから、
これからの人生の展開もすごく楽しみな訳です。

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