2017年 栃木篇:鬼怒川温泉、ホテルハーヴェストクラブ鬼怒川

昼食


スペーシアきぬに乗る前に北千住で色々買いこみました。これはシェアしたサラダ480円。春らしさを満喫しました。
夫は他に蟹のお惣菜、一部シェアしたけどほとんど私が食べたル・ディマンシュのパンなど。あっという間に鬼怒川温泉駅に着き、荷物をコインロッカーに預けて散策に出掛けました。

観光


日光には2度ほど行ったことがあっても鬼怒川温泉はこれが初めて。気になりつつもなんとなく後回しになっていました。しかし廃墟が気になりだしてから、「鬼怒川温泉がすごい」とそこかしこで知ることとなり、近場の温泉で一泊となった時に真っ先にこちらへ行こうと決めました。
というか、駅前の観光案内の地図を見て普通に橋&渓谷巡りをすると漏れなく廃墟見学することになるので、そういう嗜好がない方にとってはお気の毒ではありますが、渓谷の眺めはやはりなんといっても素晴らしいので行ってみてくださいとお勧めしたい気持ちでいっぱいです。
駅前から国道121号と並行する道を北上していきますと、鬼怒川温泉発展のきっかけとなった水力発電の大きなパイプ2本を右手に仰ぎ、さらに進みます。途中、鬼怒川温泉ふれあい橋の開けた感じに足を止めますが、また来ることになるので先を急ぎます。鬼怒川温泉名所案内の看板も道路端にありますが、あまり見られないんじゃないでしょうか、勿体無い。鬼怒の風穴について説明されていて引用してしまうと、「風穴とは、この茂木山の山腹に奥深く続いている穴で、この付近に五つほどの風穴が確認されています。これらの穴の中から吹きでる空気が外気にふれ、白い霧になって見られることがあります。こうした現象が年間を通じて見られますが、特に雨上がりなどに顕著です。この茂木山の大部分が大小の岩石によって組み立てられていることが推測されます。」茂木山が何処なのかがよく判らず…。

こういう建物がちらほらと現れてきて…いよいよこの項目冒頭の鬼怒川第一ホテルだった建物に辿り着きます。この辺り道幅が狭くなっているので歩く際には注意した方がいいかも。

奥の山々には雪がまだ積もっている様子。鬼怒川公園駅より手前で鬼怒川の方へ降りていき、滝見橋という吊り橋へ出ます。

吊り橋の真ん中あたりまで来ると多少揺れますが、川の眺めが素晴らしい。

…けどどうしても視線がかつて賑やかであったであろうホテル群にくぎ付けになってしまいます。

こんなに鬼怒川に面しているお部屋、迫力あっただろうなあ。

不思議と川の東岸ばかりが寂れていて、西岸の方が華やかさを保っているのです。東岸でもしっかりしたホテルもありますが、全体の印象がそんな感じ。
鬼怒川温泉のホテルと言ったらあさやかなと思いつつも今回は違う宿に泊まるので、次回以降の予習ということでちょいとロビー階を見学させてもらいました。

ずどーんと豪華な吹き抜けとシャンデリア、自動演奏のパイプオルガン、贅を尽くしたバブルの感じが漂ってきて嫌いじゃないです。いいじゃないですか、昭和。
くろがね橋の辺りに再び来た頃には晴れ間も出てきました。

この写真の右下あたり…詳しく取ったのが下記の写真ですが、赤い欄干がありかつて橋だったと思われます。

しかしなんとも言えない絶望感が漂う封じ込め具合にことさら往年の様子を想像してしまうのでした。どこからどうやって散策してたんだろう。
くろがね橋のたもとには河川遊歩道があるらしい…と案内を見て行ってみた処、封鎖されていました。

これは平成27年9月関東・東北豪雨の影響と思われます。鬼怒川にもたくさん観光に来て復興応援をしていきたいものです。川沿いのホテルで工事をしているところもありました。まだまだなのですね…。
さて、このあたりもまだまだ廃墟となったホテル群が。

立派そうな建物なのに…。夫はやたら手前のラウンジコーヒーショップクリフサイドを気にしていました。ここでコーヒーを飲めたらどんなにか迫力があったでしょうに。
行灯通りなる西岸の通りを歩いて、鬼怒川温泉ふれあい橋に戻ります。上から見たら気づかなかったけど、下から見ると階段は鬼の絵が描かれていたのですね。

面白い。近づくと鬼の絵がずれてしまうので遠目に撮るしかないのですが、そうするとほかの観光客もつい写りこんでしまうので難しいです。この階段を上り、元来た道をたどって駅方面へ戻るというか通り過ぎ、鬼怒楯岩大吊橋へ向かいます。

この吊り橋もかなり揺れますが、いい年をしたおじさんがふざけて真ん中で左右に揺らしていたので、私たちだけでなく他の観光客の人たちもぶれて写真が撮れない被害を被りました。なんだろう、なんであんなに大人げないのだろうか。

一団が去って、落ち着いて美しい眺めを堪能しました。

駅の方に戻り、栃木県に来たからにはレモン牛乳を。

北海道でのカツゲンみたいな感じでご挨拶がてらという感じです。駅前のお店で買いましたが、電子マネーが使えませんでした。そういえば東武鉄道も特急券や指定券を購入する際には電子マネーもクレジットカードも使えないことにかなり驚きました。事情も色々あるのかもしれませんが、使えるようにならないものかなあ。

ホテル「東急ハーヴェストクラブ鬼怒川」(栃木県日光市)


鬼怒川温泉駅からは少し離れていますが、駅前から送迎バスで楽にアクセスできます。よくCMを見ていた東武ワールドスクエアがすぐ近くにありました。ここだったんだ…と思いつつ行くことは残念ながらないかなあ。
チェックインの手続きをするとデラックスツインのお部屋でした。道路側なのでリバービューではありませんが、すでにたっぷりと巡ってきたから良しとしましょう。この日は12㎞歩いていましたし。
エレベータを上ると禁煙フロアでした。フロア丸ごとでありがたい。お部屋は本当に広々としています。ソファはベッドにもなるようで4人まで泊まれるようです。

加湿器もあるし、旅館みたいなタオル掛けもあるのでありがたい。
ミニバーはさっぱりとしています。

洗面所。

お茶とお菓子で一休み。

まずは1回目のお風呂へ行ってきました。ジャグジーとか寝湯とか露天とか色々と気持ちよく温泉を堪能しました。なんせ12㎞歩いてきましたから、身体がほぐれます。

夕食


ディナーは外に出るのも面倒だし、コースだと振替が面倒なのでビュッフェ5,400円で楽しむことにしました。予めアレルギーについて連絡を入れていたので、B4サイズにぎっしりと記入されたアレルギーリストをいただきました。ものすごく丁寧で感激しました。で、まずはオードブル的なものから。野菜たっぷりありがたい。イカとブロッコリーのペペロンチーノとか、ゆば南蛮あんかけとか美味しかったです。ドレッシングは一貫して自家製フレンチドレッシングだけをかけ続けました。自家製の3文字に弱い。夫のプレートには海老とか蟹とか貝とかを使用した(もしくは油を共有した)お料理が乗っていますが、ここでは割愛。
温かいお料理に移ります。

ゆば田楽とかぶり大根とか美味しかったのですが、煮込みハンバーグは冷凍野菜だったためちょっと苦手でした…。しかし貰った一覧表にこの料理名がない?煮込みハンバーグではないのかな?夫は酢豚にご立腹で残念でした。ビュッフェって難しいのは判ってるけど楽しくもあるんですよね。
ライブキッチンではローストビーフや宇都宮餃子、すしが提供されていました。すしはパス、餃子は少しシェアして、ローストビーフもふむふむ。結構難しいねえ。
栃木ではお蕎麦に韮を入れるのだそうです。という訳で郷土色の韮蕎麦をシェア。

1杯ずつ食べなかったの味見したかったからというのと、お茶漬けでしめようと思ったから。

お味噌汁に韮を入れてもおいしい。
デザートはいろんなケーキ類やアイスクリーム、売りであるチョコレートファウンテン、季節的なものでストロベリーファウンテンもありましたが、無難と思われるのを絵的に選びました。

絵的に選んだはずなのに、カップにソーサー敷くの忘れていました。


食休み後、お風呂に行ってから、売店で買っておいた地元っぽい美味しそうなアイスクリームを。

ミルクの味が濃くておいしかったです。いちごもたしかにぎゅうっと味わいが濃縮されていました。
日光霧降高原 大笹牧場のブラウンスイスアイスクリームです。