2013/09/10

2013年 長野篇:ホテルアンビエント安曇野、ヒカリヤニシ

おやつ


朝、お茶でも飲もうかなあとお茶セットを見たら、くるみゆべしのおやつがあることに気が付きました。
旅館的なウェルカムおやつって初日だけかと思ったら、2日めにもあったみたいです。
しかし今日は食欲控えめにしたかったのでくるみゆべしはこの日は食べずにまずは朝風呂。

最終日は右側のお風呂が女湯になるので、忘れないように階下に降りてジャグジー露天風呂でしゃきっと目を覚ましてから朝食会場へ行きました。

朝食(ホテル内)


まずはグレープフルーツジュースで乾杯。
窓ガラスにはどれがなんという山であるかが描かれていて、判りやすい。
今日も気持ち良い晴れのお天気です。

今朝は控えめにこんなラインナップで。

普通にサラダをいただいておりますが、朝にこそ、昨夜の大胆なきゅうりとトマトの丸かじりをしたいなあと思うところ。
そこは難しいのでしょうかねえ。
しかし嬉しいのは既存のドレッシングだけでなく、リンゴ酢、オリーブオイル、塩、黒胡椒というセルフ調味セットが備えられていること。
自分の加減でシンプルな味付けを出来るのがいいな。

左上は何となく豆腐が食べたかったのでちょっとここだけ別世界。
基本的には二日目はパン食の朝です。

さて、この食パンはトースターに何度くぐらせてもこんがりと焼けません。
極々軽く温めるだけの機能のようでした。
気づくのが遅い私…。
今朝のアレンジメニューは、この食パン(気持ちとしてはトースト)にベーコンをしき、南瓜のなんというかサラダ的なものを乗せて、黒胡椒を挽いたもの。

こちらの朝食の売りは、シェフが焼き上げたクロワッサンを熱々の状態で配ってくれること。
冷凍生地かなあと思いきや、サイトには「シェフレシピの焼きたてオリジナルパン」と書いてあるので生地から作ってるのでしょうかね。
お隣の年配のご夫婦のご主人が「ここのクロワッサンはうまいんだよ」と奥様におっしゃっていたので、常連さんにも朝のお楽しみとなっているようです。

夫は軽い和食でまとめていたのですが、おかゆがあったのが嬉しかったようです。

鮭フレークをトッピングした後で、今朝の焼き魚は鮭だったことに気づき、痛恨の極みだったよう…残念。
野沢菜と鮭で、長野らしいトッピングですけどね。

最後はフルーツと、ヨーグルト。

プレーンヨーグルトも毛美味しく、ちょっとグラノーラと蜂蜜をトッピング。
カフェオレを作ってしめてご馳走様でした。

お互いに「朝食しっかりセーブしたね」と満足して後にしました。


チェックアウトして送迎バスで、穂高駅へ着いたら、昨日のレンタサイクルのお店のおにいさんがいて挨拶。
紅葉の季節にまた来たいなあ。
穂高駅からローカル線で松本駅へ移動し、荷物を預けて街を散策しながら目的地へ行きました。

昼食「ヒカリヤ ニシ」(長野県松本市)


夫が調べて見つけてきてくれたお店、前夜に運良く予約が取れたのでお邪魔しました。
私はあまり下調べせず、マクロビオティック的な地産地消フレンチだと心得て行きましたら、その建物にまず圧倒されました。

ちょっとだけ早く着いたのですが、スタッフの方が入り口でお出迎え。
云わば建物と門が一緒になったような場所で、湧水が心地よい音を立てていたり、外の光が桟を通って仄暗い室内との対比が美しかったり、お香が焚かれてほんのりした良い気持ちにさせてくれたり、というのを感動しながらあれこれみていると、冷たいお茶を一杯サービスしてくれてこれまたこの心遣いにほう…となっておりました。
この湧水はペットボトルに汲んで帰るお客さんもいるのだとか。
松本はお水が美味しく、街のあちこちに湧水のオブジェがあるのですが、ここでもとまた感心してしまいました。

「ご用意ができました」と案内されたのは中庭、すぐ右に小さな蔵があり重文なのでしたっけ、何かの文化財に指定されている建物だとか。

ニシはその奥にある漆喰が美しい蔵で、階段を上がり、テーブルに案内されました。
見上げると立派な梁が横たわり、なにやら施主がどうのこうのと書かれた文字も見えます。
ただただ、すごい。

テーブルにはこんなメッセージカードと、可愛いかぼちゃがころんと。


夫はグラスワイン3種セット2,800円でまずはスパークリングワイン、私は地元のりんごのジュース700円をオーダー。
ランチはお昼のコース2,800円をお願いしておりました。
前菜は、「信州プラチナサーモン/葱/わさびクリーム」。

無粋にも写真を撮ってしまっておりますが、本当に美しい野菜のあしらい方なのです。
そしてひとつひとつの野菜の旨味が残ってるのです。
こんなに繊細なカットの仕方なのに。

両端の茶色のものは醤油を粉末にしたもので、こちらをちょっと付けると味が変化する楽しみがあります。
というか醤油が粉末になるんですね。
手前のがわさびクリーム。
そうそう、サーブしてくれる時、フリーズドライにしたオリーブオイルをスプーンでふりかけてくれました。
美味しくなるおまじないみたいで、何だかもうぽわんとした気持ちになって、プレゼンテーションって大事だなあと感動していました。
勿論お味も素晴らしい。

夫と感動の嵐に吹き荒れていましたら、次のお皿がやって来ました。
「とうもろこし/トマト/ピスタチオ」とありましたので、サラダ的なものかしらと勝手に思っていましたら。

トマトのシャーベットが大変品よく鎮座していました。
「こ…これは?」と思った次の瞬間、とうもろこしのスープが注がれたではないですか。

なんと鮮やかな色彩と絶妙なバランス。
最初はそのままとうもろこしのとてつもなく甘く凝縮されたスープを頂きます。
途中でおもむろにトマトシャーベットを崩してその渾然一体となった美味しさを堪能します。
ピスタチオはどこにあるかというと、スープを注ぐ前のお皿に2滴あるのが、ピスタチオオイルなのです。
うう、どこまでも洒落ている。

メインの「信州ハーブ鶏/62.7℃の卵/トリュフ/地野菜」。

チキンの胸肉は長時間かけて焼き上げるのに信じられないほどふっくらとして、肉汁を蓄えています。
野菜も一つ一つ力強さが有り、一口ごとに感動させてくれます。
上に乗っているオレンジ色のはにんじんで中はねっとりと甘くて面白い。

すごいねえという言葉ばかり思わず口をついて出ます。感動の嵐。
写真には撮りませんでしたが、バゲットも美味しかったので、こちらで焼いているかどうかをお尋ねすればよかったなあ。
なんか全体的に心地よくてぼーっとしていました、アルコールを飲んでもないのに。

デザートは「甘い誘惑」と名付けられてこのような素敵なタワーがやって来ましたよ。

上から、ミルフィーユ、カヌレと焼き菓子、シャーベット、カスタードプリン。
ここから好きに手元に置かれた冷たいプレートの上に置いて頂きます。

冷たいまま食べられる工夫もいいです。

しかもメルシーとメッセージまで。
この写真が自分でも気に入っていて、iPhoneの壁紙にしてしまっています。
おいしい記憶に直結しているので、いつも幸せな気持ちになれます。
コーヒー。

お店を後にするまでの最後の最後まで、素晴らしさと美味しさ楽しさが次から次へと押し寄せるランチでした。

今度は松本市に宿泊して、こちらにディナーしにお邪魔したいです。
次に泊まりたいホテルももう見つけたので、後は機会を見つけるだけですね。
それにしても松本って素材の宝庫だったのですね。

観光


一昨日は雨のため外観をよく鑑賞できずにいたので、ぐるっと松本城を回ることに。
本当はその前に旧開智学校を見学したかったのですが、近くまで行くと既に時間が迫りつつあることが判り、遠くから見て「次はちゃんと見る」と心に決めて松本城の前を横切ることにしたのでした。

上から観た赤い橋の埋橋手前を通ります。
ここは閉鎖されていますが、修復作業を経て平成26年度にはまた埋門も通れるようになるそうですので、それ以降を目標に松本観光に来ようかしら。

松本城は黒く威厳が有り、なんだか強そうです。
姫路城の優美な外観と全く反対にいる感じです。
詳細を知らない不勉強な私ですが、城を見てると何だか楽しいと思ってしまいます。

後は足早に駅界隈に戻り、あれこれとお買い物をして松本を後にしました。

帰りのあずさ号で飲んだ信州サイダーはジュースブログに掲載しています。
ここでもちょっとほっこりしましたよ。