2008年 神奈川篇:箱根観光、ホテルマロウド箱根、鎌倉、皇居

昼食

福岡から寝台列車はやぶさに乗り、朝10時に東京駅に降り立った叔母を迎えました。
何か駅弁でも?と地下のグランスタを見ましたが、朝ごはん食べたばかりであまりお腹が空いてなくて、ブルディガラでサンドウィッチを買うことで意見が一致。
私はこのトンと云う名のツナやらバラエティ豊かな野菜がサンドされたものにしました。(450円)

新宿に移動し、小田急ロマンスカーに乗ります。わーい、乗ってみたかったんです。時間の都合で、予約したのはやや古い車両のもの。

そんなこんなでお昼ご飯。
みかんは、叔母が旅のお供に持ってきてくれたもの。ポンカンは、彼女が夜行列車で乗り合わせて仲良くなった方から頂いたもの。
とてもヘルシーなお昼ご飯の後は、これまた叔母が持参したおやつをぱくぱくと。結局食べてますな。
箱根湯本で登山鉄道に乗り換え、スイッチバックを楽しみます。九州にも阿蘇の方にあったねえ、なんて話しながら。

ホテルマロウド箱根(神奈川県足柄下郡)

箱根登山鉄道の終点・強羅で降り、ホテルにお迎えをお願いして到着。
1泊2食付、小田急ロマンスカー付きのリーズナブルなプランです。
部屋は和洋室、こちらは和室部分。ここだけ見ると旅館ぽい。
こっちを見るとホテルっぽい。
鏡台の処に、虫除けの器具がありました。
夏場は結構虫が来るんだろうなあ。
バスルームはやり変えたんだろうなという印象がありますが、客室は割りと古い印象でした。
ユニットバスは、入る人が少ないのでは・・・?とも思ってみたり。
アメニティは最低限のものと云う感じです。
クローゼットの並びの扉を開けると、なんとそこにはまた洗面所が!
親切なのかな。

でも扉の向こうなので、いつもすっかり忘れていて一度も使いませんでした。
2人であれば便利なのかもしれません。

箱根観光

2日間有効のはこねフリーパスがあるので、今度は歩いてケーブルカーの公園上駅から早雲山目指して上ります。
この日は、ロープウェーの機器点検だとかで、大涌谷まではバスが代行運送してくれました。
ここまで来て、既に日が落ちかけています。どうしよう?
とにかく最終便に近い状態のロープウェーに乗り込みました。
夕陽です。芦ノ湖が少し見えます。おおー。
しかし寒い! 段々日は暮れていきます。ホテルに帰れるかしら。
全く箱根は不案内ですが、叔母も冒険家の要素があり、この状況は全く意に介せずかえって楽しんでおります。
桃源台駅の案内所でバスの便を教えて貰い、運よくそこで待機している箱根登山バスに乗り込み、発車を待ちました。このバスもフリーパスで乗り放題だから、安心だなあ。

このバスで、仙石原というすすきの群生地を通りかかりました。おおっ、ここだったんだね!
色々なことが判り、面白いです。
ぐるりと回り、宮ノ下で降り、登山鉄道に乗り換えます・・・が、15分ほどの待ち時間、とっぷりと日は暮れ、寒さが本気で私たちを冷やします・・・歯の根も合いません。。。カタカタカタ。
カナダから来たという男性にチケットの事を聞かれ、少し雑談しましたが、なんだかがたいのいい彼はちっとも寒くなさそう・・・。

やっとホテルにたどり着き、風呂風呂!
大浴場は、ん~そろそろリニューアルした方がいいんじゃない、と云う感じでした。
しかおすっかり冷え切った身体を温められないほど、湯船のお湯がぬるいのです。掛け流しって云うけど、お湯の出口から全然出てないし。
フロントに連絡したら、「あ~湯の花が詰まってるのかもしれません。確かにぬるいですね。すこしお時間かかりますが。」とさらりと云われてがっくり。
ますます冷えるかもと躊躇していた露天風呂のほうがお湯がどんどん出て熱めだったので、外に出てしっかり温まりました。
いやはや一命を取り留めた気分です。

夕食

フランス料理を提供するホテルとのことで、夕食には前菜、メイン、デザートのカジュアルディナーでした。
なすのムース、フォアグラのテリーヌ、大根と鯛のマリネ、にんじんのポタージュとなかなかそれっぽかったです。
メインがちょっと残念でしたが・・・(ホテルのサイトにあった写真の量の明確に2/3・・・笑)
デザートは、フランボワーズのシャーベットとパンナコッタ。
たっぷり目の量で嬉しかったです。
後はコーヒーなどがつき。

寝る前にもう一度お風呂に行ったら、今度はお湯も流れていて、暖かくなっていたのでほっとしました。
ずーっと叔母との話は尽きず・・・。

朝食

朝風呂でホカホカと温まっていざ、朝ごはん。

湯河原のみかんジュースがまずテーブルに置かれました。
フレッシュではなく、「製品」的な甘さがあったかな。
コーヒーや紅茶はセルフなので、それぞれ自分の分を用意して待ってると・・・。
不思議なラインナップのワンプレート朝ごはん。
クロワッサン2個はいいとして。
洋風リゾットてんこ盛り、温泉卵をかけてお召し上がりくださいとのことですが・・・。
ブルーベリーはホテルメイドだとか。

まあ、こちらのホテルは場所がとても便利なので、箱根初心者の私たちにはそれはそれでリーズナブルでよかった、と思っておきます。

箱根観光2

昨日と同じようにケーブルカーで早雲山駅まで行き、今日は運行しているロープウェーに乗りました。
早雲山→大涌谷間を乗らないとロープウェーの一番の醍醐味を味わえないのだと知りました。
雪雲に隠れて富士山を間近で見れなかったことがとても残念ですが、この景色を見れたことはとても感動しました。
大涌谷では、黒たまごを購入。
再び同じ順路を桃源台まで行き、今度は海賊船に乗って箱根町へ。
この船も突っ込みどころ満載で、「湖なのにどうして?」と叔母が納得がいかない様子で何度も聞いてきます。

箱根の関所をみようとしましたが、その手前に現代の関所のように土産物屋さんの建物を「近道」と誘導されているのも面白かったです。
そこからバスに乗り、宮ノ下へ。

昼食「渡辺ベーカリー」

ここで温泉シチューパン525円をどうしても食べたかったので、宮ノ下にて。

パンは軽い味わいで美味しい。

待ってる間、帰りの電車で食べるおやつ用のパンを買ったりして。

お気に入りのパン屋さんとなりました。

おやつ「カフェ・ド・モトナミ」

冨士屋ホテルのまん前にあるこちらのカフェ、禁煙席は2階で広々。
インテリアにもセンスが感じられて、好きだなあ。
宮ノ下小町というパフェを私はオーダー。750円くらいだっけ。
物凄い勢いで色々なものが乗っていて、欲張りな私にぴったり!?
お団子やあずき、マンゴー、アイス、コーンフレークなどなど。
叔母にもとりわけて、シェアしました。
何故なら叔母はほうとう1000円を頼み、これも取り分けたので。
このことで、お店の方の対応に感動したことがありました。
ちょっとつまむつもりで「お箸をもう一膳おねがいできますか」と頼んだら、しばし時間が・・・。
「忘れられたかな」なんて話してたら、器をしっかりと温めてお箸と一緒に持ってきてくださったのです。ちょっとした気遣いがとても嬉しかったです。

やさいたっぷりで、美味しかったです。冬にぴったりのメニューです。

お手洗いの感じもすごく好みでした。
階段のそばにタンクが置いてあり、「宮ノ下の水です、ご自由にどうぞ」とあり、その清らかな美味しさについついお代わりしてしまいました。
外ではかなり雪が待っていましたが・・・。

箱根湯本散策

登山鉄道で箱根湯本まで下り、ロマンスカーまでの時間をぶらぶらして過ごしました。
土産物屋さんをずっと見ていたのですが、干物屋さんの店先で、セルフの魚の試食があって、セルフの昆布茶と共に楽しむことが出来るのです。すごいなー。
私は、この時魚を食べたい感じじゃなかったので、昆布茶で暖を取りつつ。叔母にはこうしてしっかり楽しんで貰いました。
魚たちは九州産だったりするので、九州産の私たちは何だか嬉しく、やっぱ美味しいよねなんて話しながら。

ロマンスカーで

座ってみて前から2番目だったことが判り、テンションが上がりますー!
なんかワクワクしますよね。
新しい車両ですし、とても快適な2時間弱でした。
私のおやつ。
割ってみると、本当にまるごと梅干が入ってました。
甘じょっぱい、面白い味のあんぱんでした。

叔母はカレーパン、しっかりホットでした。
ちなみに配偶者にも別のカレーパンをお土産に買いました。

箱根は大昔に一度だけ、会社のイベントで来たことがあったきり、しかもその時は自分の意思で動いてないから、何処に何があるかがさっぱり判っていませんでした。
今回、自分で色々と確認しながら回ってみて、いろんなことが腑に落ちて、「これで箱根はばっちり!」と叔母と自信を持ちましたよ。
今度行くことがあったら、あちこち回るのではなく、ゆっくり寛げるようなそんな選び方をしたいな。

鎌倉観光、皇居

箱根から戻り、その日は我が家で一泊し、鎌倉へ出掛けました。
人混みを出来るだけ避けるため、朝から散策し、お参りをしました。
鳩の勢いが凄くて、境内で鳩のえさじゃないものを購入したのに、叔母は鳩に何故か取り囲まれ、二人して大笑いです。

また彼女は、鎌倉彫のお土産を求めました。
私は今まで「高価だし、お盆を使うほどのキッチンからテーブルへの距離はないし、使いこなせないなあ」と思っていましたが、野菜がモチーフの箸置きを見つけ、一目で気に入り購入しました。
備前焼の蕪をモチーフにした箸置きを既に持っているので、野菜シリーズで箸置きを揃えていくのもいいなあ。

夕飯を、寝台夜行に乗る18時より前に食べることを考えると、ランチは軽めでいかないとね。と云うわけで、小町通に看板が出ていた鎌倉美水と云うお店で、おうどんを。

「東京のうどんの出汁は黒い」とばかり思っていた彼女、いえいえ讃岐風やら関西風やら色々お店はあるので、ご安心を?
私はしらすご飯セット。そんなに炭水化物を取らなくてもいいのに、一応しらすも食べておきたいという欲望から。
鳩サブレの大きな袋を抱えて、午後早々に大混雑し始めた鎌倉を後にしました。


九段下で所用があり、その後折角なので東京っぽいベタな観光地として何となく北の丸公園を散策。
北桔梗門から、入門票を受け取って、無料で皇居に入れてしまうんだ!?と吃驚しながら、叔母と夫と入っていきました。
何という広々とした芝生、大きな木々、不思議なデザインの建物・・・都心でこんな場所があったなんて、これから有効活用したくなりました。

大手門から抜けて、東京駅のほうへ行き、和食の定食的なものが食べれる処を探しますが、なかなか夕方4時ごろは難しい。
東京駅の地下の黒塀横丁なら何かある筈といってみた処、全員がピンと来たのが ごはん処 為御菜 (おさいのため) と云う居酒屋。
家庭料理を出すお店です。

食事もOKと云うことだったので、ご飯セットを3人分と、おかずを4品取り分けてみました。
味付けはやや濃い目ですが、丁寧な印象で、美味しく、またお味噌汁の大きさにも心強さがあり、胃が落ち着く頼もしさでした。
場所も便利だし、また行ってみよう。

ホームまで夜行列車に乗る叔母を見送りに行き、寝台の様子を観察・・・。コンパクトに合理的に出来てることに感心してしまいました。
飛行機の利便性に押され、また車両の老朽化に伴い、まもなく廃止になるとか。今のうちに乗っておくのもいいかもしれませんね。
列車が駅を出て行くと、一抹の淋しさがありましたが、目一杯楽しんだとのことだったので、私も嬉しく思いました。