2019年 神奈川篇:eggslut、じねんじょ蕎麦 箱根 九十九、ホテルハーヴェスト箱根翡翠、仙石原ススキ草原、中華 壺仙

朝食「eggslut」(新宿)

池袋にできた時から気になっていたエッグスラットで朝食。
私はエッグサラダサンド700円(税別・以下同)とホットコーヒー380円。LAではオレンジジュースを合わせるのが定番だそうですが、きりっとコーヒーを飲みたかったのでした。この卵サラダが絶品なのです。パンも甘みがあってふわふわと優しく、朝にぴったりのサンドです。
夫はROUTE 20 サンドウィッチのオレンジジュースセット1,560円。日本限定だそうで、スクランブルエッグ、半熟目玉焼き、ビーフパティなどのサンドウィッチでした。これも美味しそう…もちろん夫も大絶賛でした。
サイドサラダ450円はお酢の利いたドレッシングのワイルドルッコラで、マンチェゴチーズというものを削っているのだそうです。
この場所も色々変化するなあ。


箱根の仙石原に旅行することは、9月の最初の方に決めていて、久しぶりの箱根をとても楽しみにしていました。そこへ10月12日に上陸した台風19号、箱根にものすごい量の雨が一気に降ったニュースを聞きながら、どうか何もありませんようにと祈るばかりでした。
しかしながら、乗るはずだった箱根登山鉄道が被災し、長期間の休業を余儀なくされました。あのスイッチバックをまたいつか楽しめる日を期待しています。
さて、仙石原にどうやって辿り着いたらいいのやら。ホテルに確認すると、高速バスにて御殿場経由でホテルのすぐ近くのバス停に止まることが判りました。東名が激しく混むことも覚悟のうえで、ほぼ満席の、予約していた10時5分のバスへ乗りました。

運転手さんの最初のアナウンスで、2時間のところ4時間はかかる見込みであることがさっそく告げられました。おお…覚悟はしていたけど現実なのですね。2度ほどの渋滞を経ると、バスが前に動くこと自体がありがたく感じてしまいます。そして運転手さんにも頭が下がります。
せめて事故渋滞に巻き込まれないでよかったってことで。
乙女峠を越えるときに、富士山が綺麗に見えた時にはとても感激しました。久しぶりに見たなあ。

昼食「じねんじょ蕎麦 箱根 九十九」(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原)

文化センター前でバスを降りた14時過ぎ、まずは遅めのお昼にしました。いつお昼を食べられるか分からないので事前にこちらが通し営業であることをチェックしており、名物でもある自然薯そばを食べることで即決定。
私は鴨好きなので、鴨せいろ御膳2,300円(税別・以下同)にしました。鴨肉も美味しいし、おつゆはコクがあり濃厚なのに、さっぱりとお蕎麦がのどを通ります。麦ごはんにかける自然薯も美味しい。御膳には、蕎麦前という小鉢を3種類選ぶことができます。

私は自然薯と旬野菜のピクルス、むかごのバターソテー、豆乳で仕立てた湯葉豆腐。夫は、自然薯の生トロ、自然薯の蕎麦衣揚げ、合鴨ローストのサラダ仕立てとハイボール。

夫はとにかく自然薯三昧でした。なんせじねんじょとろろそば御膳1,800円をオーダーし、自然薯の鉢がお蕎麦用とご飯用と2つ並んでいました。

ホテル「ホテルハーヴェスト箱根翡翠」(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原)

1泊で帰るのが勿体ないくらい良かったです。冒頭は寝室。ここだけ独立した部屋になっています。まずは部屋に入ったすぐのドア。

クローゼットがあり、浴衣やスリッパや寝間着などが入っています。部屋への入口。

ワクワクしながらリビングへ進むと。

ソファやら、もう1人泊まる時用の簡易ベッドを兼ねたソファやら。

外のベランダには椅子とテーブル。降りられませんが庭も楽しめます。

テーブルの上のお茶菓子とお茶セット。栗入りのお饅頭がとても美味しかったです。やっぱり売店で買って帰ればよかったかなあ。

机の上にはBOSEのスピーカーを備えたCDプレイヤー。『アイネクライネナハトムジーク』の奥行きが凄いのが、素人の私でも感じられるほどでした。

洗面所の手前に、水屋的な場所。こちらのお水は飲料用だそうです。多分洗面所のも飲めるのだと思うけど、ご丁寧な造りに驚きます。

コーヒーとかビスケットとか。

今は大きなデジカメは夫の管轄のため使い方があまりよく分からず、こんな風にピンボケの写真を撮ってしまうことも多数…。冷蔵庫の中には有料の飲み物と、無料の飲み物がありました。無料はミネラルウォーターとりんごのサイダーが2本ずつ。りんごのはお風呂上がりにいただきました。

蛇口から出るお水もとても美味しく飲めるのに、ペットボトルのお水までいただけるとはありがたい。
洗面所。タオルやアメニティなどは引き出しの中。

化粧水などの一式がボトルで備えられています。

シャワーブース。 そしてその奥に見えるのは…露天風呂。

いや~多分こういうお部屋に泊ったの初めてなので、嬉しさもひとしおでした

大浴場にも行きたい気持ちを抑えつつ、日が暮れる前に、ススキを見に行かねば。
中庭を通りかかり、ここでもひとしきり景色を楽しみ、一向に進めません。

この中庭のプールを超えて、もう一つのリゾートホテルである箱根甲子園を通り抜け、ススキ草原を目指しててくてく歩きました。道中でも先日の雨が凄かったことを思わせる個所があり、心が痛みつつもこうして少しでも観光に訪れて箱根を応援出来たらなと思いました。


仙石原ススキ草原。この時は数日前に150メートルほど歩道を整備したそうで、ある程度散策することができました。ふわっふわまでにはもう少し季節が進まないとといった感じですが、それでもススキに囲まれる貴重な体験をしました。
立ち入り禁止ギリギリまで歩きました。

それにしてもススキに夢中になりすぎたのか、遊歩道の両脇のライトの覆いを踏みつける人のなんと多いことか。もう少し足元もきちんと注意した方がよいのではないかしら。


いったんホテルの部屋に戻り、大浴場へ。台風19号の影響で本来の温泉供給ができず、しばらくは水道水の沸かし湯だったところ、数日前に宮城野温泉の運び湯が大浴場や客室の露天ぶろなどで利用できるようになったとか。ありがたい。
特に露天風呂がとてもよかったです。きりっとした冷たい空気と熱めのお風呂の対比がたまりません。

夕食「中華 壺仙」(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原)

ススキ草原に行く途中にあったお魚のお店とも迷いましたが、今回はすぐ近くにあるこちらへお邪魔しました。表に持ち帰りができる旨が掲げられていました。
定食もありましたが、あれこれ好きなものを頼んでシェアすることに。まずは目に留まったレバーの唐揚げ。

夫のビールのあてにもよかったのですが、レバー好きの私がほぼいただきました。とにかく美味しい。こんな風にレバーを日常的に食べられたらいいのに。
夫が選んだのは、酢豚。久々に食べたなあ。

自家製餃子も頼みたい。最後は、しいたけそば。

自家製麺とのことで、何かしらの麺も欲しいけど海鮮系が多くて私が頼めないため、しいたけ蕎麦にしました。これがまあ美味しいこと。しいたけや榎、タケノコやブロッコリーが入っていて、出汁が滋味深いのです。スープはできる限り飲んでしまいました。ふわー満足。全部で4,900円だったかな。しばらくこのラーメンのスープの余韻に浸っておりました。
帰りは甲子園の方の売店で杏仁豆腐風味のアイスを買って帰りました。売店は甲子園の方が広いので、うまく使い分けるとよさそう。


食休みが済んだら、再度大浴場へ再度行きました。ドライヤーが客室よりも大浴場の方が強いのが常、こちらもそうでしたので、洗髪のためには大浴場へ行くことになります。髪がなかなか乾かない私には結構重要な問題。
そしてお風呂上がりにはお庭にある足湯に行き、しばらくここでなんやかんやとお喋りしておりました。身体がほかほかに温まった所を外気で冷やしつつ、でも足はほかほかに温めつつ。
寝る前に、やっとこさ露天風呂にお湯を満たし、とぷんと浸かりました。

贅沢な時間でした。この日は11,000歩を超える歩行でしたので、しっかりと血行を良くして足をほぐしました。