大阪:ホテルモントレ大阪

室内

大阪出張がやっと叶ったので、念願のモントレグループにお泊り。
レディスプラン¥11,500(サ込税別)は、かなりコストパフォーマンスがよいし、何よりも設えが日本ぽくないのです、完全なまでに。感動。
運良く、スタンダードシングルからデラックスシングルにアップグレードして貰えました。
ヨーロッパのプチホテルの雰囲気が良く出ています。モントレ大阪は、ウィーンをテーマに一貫したデザインをしているのだそうで、かの地に赴いていない私には判定ができないのですが、隙無くデザインされているであろうことは容易に感じ取れました。赤いチェックが温か味のあり、すっかり寛ぐことができました。

  左)部屋に入ってすぐの通路部分から部屋を。床がテラコッタタイルで、カツカツと音がするのも不思議な感じ。
右)テーブルの上には、プランの特典の、コーヒーとホテルオリジナルのお菓子。
窓は遮光カーテンではなく、木の開き戸、ってのがまた良い!壁の厚みを利用して、くり抜いた棚にお茶セットなどが備えられています。何だか可愛いのです。

ライトや時計も、ひとつひとつ、雰囲気を壊さないものを選んでいるのが判ります。
こんな可愛らしいインテリアの中で、関西ローカルのTVを見て楽しむのも、今自分が何処にいるのかが判りにくい。それもまた面白かったです。

浴室

期待を裏切らず、浴室も細部まで手を抜きません。灯かりも通り一遍ではなく、またドアの目隠しのカフェカーテンのようなものも、素敵です。

アメニティも充実です。髪を結ぶゴムは置いてることが多いのですが、此処はクリップでした。また、バブルバスも嬉しいし、ストッキングが一足プレゼントというのもありがたいものです。


朝食(サン・ミケーレ)


朝食ビュッフェは、本来のフレンチレストラン:エスカーレの席が満席だったので、続きのイタリアンのサン・ミケーレにて。
特筆すべきは、たこ焼きがあったこと!作り置きだし、そう朝から食べるつもりはあまり無かったのですが、写真に撮りたくて3つばかり頂きました。流石、大阪!
ジュースは、ホテルオリジナルで、赤ピーマンなどのフレッシュジュースで、ビタミンたっぷり摂れそうな美味しいものでした。ワッフルなんかもあったり、結構盛りだくさん。
デザートには、相変わらず良く食べるんですけど、ティラミスにまで手を出してしまい。

館内


ロビー。客室の赤とはまた違う質の、華やかな赤の色使いが、ヨーロッパの貴族の邸宅を思わせます。
左)チャペル内部。ウソっぽくないなあと思ったら、実際のチャペルを忠実に再現したものなのだそうです。
右)チャペル前の中庭。上のテラスから、長いドレスの裾を引き摺りながら降りてきたい気持ちに駆られます。
スタッフの印象は概ね良いものでした。
お昼頃大阪に入って、とりあえず地上から入ったのですが、その1階に立ってる人はドアマン的な立場なのかどうか不明で、入り口が今ひとつ判らないと思って少し右往左往した私にはなんの案内も無く。その人以外はとても誠実に感じました。フロントの女性スタッフは、道を尋ねたら熱心に調べてくれて、大阪の地図を提供してくれたりしてありがたかったです。
このホテルへは、地上からより、大阪駅から直結のガーデンアベニューという地下の通路からのアプローチの方が、オススメ。

夕食(めはり屋 文左エ門)

話が前後しますが、大阪へ着いた晩は、その日の午後お仕事を一緒にした律子さんと。
まずは軽くごはんの為、新地のめはり屋に案内して貰いました。
1000円のセットで、まずは任意のおでん2品、青葱たっぷり掛けてみそ田楽風に。卵と大根のチョイス。
めはりずしも好きな具を2種類、高菜とあれ?何頼んだか忘れてしまいました。豚汁にはおそうめんも入り、とにかく具だくさん。どれも上品な味で美味しい。
カウンターだけの、8人入れるかどうかと云うこじんまりしたお店で、場所的にさっと食べてしっかり飲みに行くとか、逆に飲んだ後の仕上げにとか、また女性一人で違和感無く晩ごはんを食べられそう。こう云うお店が会社の近くに欲しい!

夜お茶(北浜レトロ)

晩ごはんをさくっとして貰ったのには、北浜レトロに行きたかったから。ユニオンジャックのはためく、古い洋館の2Fがティールームです。皆さんのオススメする訳が、もう建物を見ただけでピンと来たのですが、席について室内を見回しても、並べられるお茶セットを見てもただただウットリして成る程なあと納得です。手すりなどのペンキのペパーミントグリーンがロンドンのフォートナム&メイソンを彷彿とさせます。

私はスコンセットを。胡麻とプレーンを頼んで、胡麻スコンの美味しさにまた感動。胡麻の香ばしさが秀逸です。
律子さんは、ブラウニー。
ブラウニーってこんなにたっぷりしたものと思ってなくて、二人して驚きました。流石に軽くご飯食べた後だったので、彼女はリタイア。

時間が遅かったので地下の見学はできませんでしたが、お手洗いには、絶対に行っておくべきです。思わず説明なんか読んじゃって時間かかっちゃいます。

大阪観光

翌日の土曜は半日大阪観光!
出張では何度か来てはいたのですが、前回「観光」したのって学生の時だったから、改めてコテコテの大阪観光をしたくて、現地で友達に付き合って貰いました。

まずは、空中庭園。エスカレータがSF的。庭園からは、宿泊したモントレホテルが、ハービスやらなんやらのビルに囲まれながら佇んでいるのが見えました。
高い処に上ると、色々眺められて面白いですね。ビルの中を高速道路が突っ切っているのが不思議で不思議で。いいの?どうして?
京都方面は、もやの向うでちょっと神秘的に見えました。
とある時間になると、音楽が流れ、スモークが出てきて色のついたライトが点灯しました・・・きっと夜はカップルが鈴なりなんでしょうね~。でも昼間は無駄かも?サービス精神に溢れていて、最終的には感心してしまいました。

リニューアルしたと聞き、大阪城にも行ってみました。
うーん、期待したのとちょっと違う展示だったので、残念。当時の座敷のインテリアとかを再現!なんてのを勝手に期待していました。金泊がピカピカになっていて、展示もホログラフィとか駆使して、歴史をきっと判り易く再現しているのでしょうが、ごめんなさい、パス。

友達のイチオシのなんばオリエンタルホテルのお好み焼きさんで遅めのお昼を。美味!歩き疲れてすっかり眠くなっていましたが、しゃきっと目覚めてぺろりと平らげてしまい。

道頓堀のくいだおれ人形とかカニとかエビとかふぐの有名な看板とか見上げて、大阪らしさを満喫。当時非常に眠くて、写真を撮るのが疎かになっていました。観光客チックに撮ってくれば良かったなあととても後悔してます。またいつか行こう!

お茶(赤い鳥)

何処でカフェしよう、と関西ぴあのカフェ本を見て検討し、随分古くからあるらしいチョコレートに拘ったこのお店に決定。
御堂筋からちょっと入った処の2Fにあるこのお店は、時代を忘れてしまったかのような錯覚を感じさせます。しかしすぐにオーナーのチョコレートへの並々ならぬ愛情を感じずにはいられません。私はアイスココアとスコンを。友達はチョコレートケーキとチョコビールを。
壁にはチョコレートの効用や世界の消費状況などのレポート、また各種ココアなどのラベルがびっしりと貼られ、上の棚にはココアおよびココア系飲料のパッケージが並びます。玄関にEnglish
Breakfastの缶をコレクションしてる私は、近いものを覚えてしまいました。
こう云うお店も大切にしておきたいですね。

かくして、大阪の濃い1泊2日が終わっていきました。今回のお土産は、行ってないけど京都のジャイアントポッキー;抹茶味。パッケージが雅やかで気に入ってしまったから。これは味もみんなに評判良かったです。