室内
今年から椿山荘という名に変わったこちらのホテルに、夫の誕生日祝いとして宿泊してきました。
今回は夫がしばしばチェックしているトラベルズーのプランを彼がチェックしたもので、ガーデンビューのスーペリアルームが18,000円(サ税込)。
10年前にフォーシーズンズだった頃に泊まった時はこの描写からしてシティービューだったのかな。
だから庭を見下ろす部屋に泊まりたかったのです。
今回は9階で禁煙フロア。フロアごと禁煙だと臭いの心配をしなくて良いのでホッとします。
インテリアはほぼ以前と変わらず。ベッドカバーが変わった位?
テレビは勿論地デジになって薄くなってます。
この引き出しに、寝間着が入っています。
一人掛けソファが2台このように並んでいますが、夕方にはずずいと窓に向けて移動し、電気スタンドは横によけていました。
理由は後程。
入口のドア、左はクローゼット、右手前はミニバー、その奥はバスルーム。
ミニバーの写真を撮り忘れたけど、以前は急須と湯のみのセットでしたが、白いカップ&ソーサーに変わっていました。
バスルーム
ここは変らないなあと。
左にはバスタブとシャワーブース。
バスローブも使いやすい位置にスタンバイしています。
昔々、こちらのホテルに泊まって初めて使ったロクシタン。
その後すっかりポピュラーなブランドになりましたね。
お茶「レストラン ザ・ビストロ」(ホテル椿山荘東京内)
チョコレートとラズベリーのタルト バニラアイスクリーム添えとカフェラッテ。
チョコレートの濃厚な美味しさをじっくりと味わいました。
こちらでお茶をしたのは、ロビーにあったシナモン風味のミックスベリーパンケーキのパネルを見た夫が「これ食べたい」と珍しく粉ものに興味を示したのが大きかったです。
私がああでもないこうでもないと悩むそばで、彼はウキウキでパンケーキをカフェオレと共にオーダーして、さらにウキウキで待っていました。
そして運ばれてきたのが…。
ん?
あれ?
なんか激しく違う気がする…。
夫も私も写真から受けたイメージは、直径15㎝くらい。
写真の撮り方ってどうにでも見せられるのだなあと感心するやら、勝手な思い込みとのサイズの乖離ぶりに可笑しいやら。
この後数日は思い出しては二人で笑っておりました。
ディナーの前にこんなにたくさんパンケーキ食べて本当に大丈夫?私も手伝えるか判らないよ?と念を押したのも杞憂に終わってよかったです。
シナモンバターが初めてで、この風味は真似してみたいねということも。
宿泊プランにはレストランやルームサービスのものも10%引きになるという特典つきでしたので、都合3,000円程度のお会計でした。
庭園の夜景
愉快なティータイムの後、庭園を散策しましたが、次第に灯りが付き始めたような状況でとても寒くなり、早々に部屋に戻りました。
で、もしやと電気をつけずに外を見てみると、なんて夕暮れの綺麗な景色が広がっていることでしょう。
椅子などをずずいと窓に向けて置き直して、思わずぼーっと眺めていました。
お天気が良くて、刻一刻と色合いが変わる様に全く飽きることがありません。
どうやらライトアップの色も変わっているようでした。
そして本格的に日が暮れてくると、ライトアップの色も映えてきます。
東京のど真ん中に贅沢な空間がこうして残されているのが素晴らしいです。
こんなにゆっくりと外を眺めて過ごす時間を持てたのも贅沢でした。
夕食「イル・テアトロ」(ホテル椿山荘東京内)
こちらも一休レストランのプランを利用しました。
グラスシャンパンと4品のディナーコース10,000円相当が5,000円にというのがレイトディナーでありまして、そちらに。
この時間だったこともあって、ゆっくりと部屋から夕暮れ時の都会と庭園を眺められたので、結果的に良かったです。
案内された席は奥まった窓際の、さっきずっと眺めていた三重の塔のライトアップが近くでよく見える位置。
写真じゃ見えないけど。
アミューズ。
スモークサーモンのワンスプーンを頂いてから、フォアグラの温かいムースを。
お腹が落ち着きます。
前菜。
マルサラ酒の香るフォアグラのブリュレ 紅玉の赤ワインコンポート添え。
ブリュレってデザートでしかお目に掛からない物と思っていたので、新鮮でした。
私はこのお料理が一番好きでした。
さてパンはBread+Lifeにアップしていますが、ひとしきりこちらにも感動しつつ。
折角のシャンパンですが1杯は飲めなかったので夫に譲り、私はフェッラレッレという発泡性のミネラルウォーターで。
夫はその後は赤ワインを頼んだりしていました。
パスタは、自家製キターラ 魚介とセミドライトマトのソース。
意外とセミドライトマトの酸味でサッパリとしています。
メイン。
ホロホロ鳥のジャンボネット トマト風味のヴェネツィア風ソプレッサのソース。
ジャンボネットというのはぐるぐる巻きにしてハムみたいにしたものだそう。
ソプレッサというのはサラミソーセージみたいなやつ。
夫はこのメインが結構好きだと云っていましたよ。
お口直しのグラニテ。
りんごの氷菓にスパークリングのぶどうジュースをかけてしゅわしゅわに。
この後のデザートですが、+1,000円でデザートをイタリアンチーズの盛り合わせに変更することもできるとメニューに書いてあり、夫の心がそちらに傾いていた時には冷や冷やしました。
何故なら前もって誕生日のプレートに仕立てて貰えるお話になっていたので、チーズに変えられたらせっかくのお祝いがー!という訳でして。
でもティラミスだったので、思い直してデザートを普通にそのまま選択してくれてほっとしました。
ややあって、ろうそくに火を灯したプレートが運ばれてきて…。
ホワイトチョコのカードに名前入りのメッセージ入りのものが夫の前に置かれました。
そして記念写真をスタッフの方が撮ってくださいました。
実はデザートはそのあれこれですっかりきちんと撮るのを忘れてしまい、ティラミスを食べてしまった処でそれに気づきました。
なので、コーヒーアイスクリーム部分のみ。
2ショットとデザートの写真は大事に撮ってありますよ。
夫にも喜んでもらえたようで私も嬉しかったです。
最後にエスプレッソなどで締めて、大満足のディナーでした。
夫のカフェラテ。
この写真イキッテルって云われても仕方ないけど、大切なお祝いのカフェラテだからいいのです、ふふふ。
部屋に戻ったら、すぐに電話があって「写真ができましたのでお持ちします」と。
そっか、プリントアウトして台紙に貼ってくれたりしていたのですね。
とてもよい記念の食事になりました。ありがとうございます。
ターンダウンサービスされていて、翌日シーツを変えなくてもよい場合にはこの折鶴をベッドの処に置いておくのだそう。
グラスやタオルなどもきちんとセットし直されていて、気持ちよかったです。
私が片付けなくても、誰かが片付けてくれるとかなんて楽させて貰えるんだろう。
ありがたやありがたや。
朝食「ル・ジャルダン」(ホテル椿山荘東京内)
の前に…朝!
清々しい眼下の風景です。
実は5時前くらいに目が覚めて一度外を見たら、この画面の左端あたりに真っ赤な丸い月がありました。
寝ぼけてて撮り損ねたんですが、何だかドキドキする様な早朝の一コマでした。
ル・ジャルダンでは、アフタヌーンティー、ランチ、ハイティーではお邪魔したことがありましたが、モーニングは初めて。
どんな感じかなあと思い、9時半を待ちましたよ。
テラスに面したソファに案内され、セッティングされるのを大人しく待ちます。
夫はフレッシュグレープフルーツジュース、私は紅茶(ニルギリ)を。
紅茶に添えるミルクは、温めるか常温でを尋ねられました。
すみません、私がかつて温めたミルクのことを云ったからなのですね…と思いつつ、温めるミルクをご所望されるお客様も多いのかと驚かされる質問でもありました。
紅茶もカップも熱々なのが大前提なので、その辺りが難しいのかなあ。
薄いピンク色の足付グラスには、フルーツヨーグルトが入っていて、上にラズベリーチュイールが乗っています。
このチュイールの酸味たるや、アイオープナーにぴったりです。
モーニングペストリーはBread+Lifeにアップしています
そしてシェフズパレットと云うのが運ばれてきました。
右から、本日のスモールスープ、コーンスープです。
ちょっとだけでもあったかい料理が喉を通るとホッとします。
フルーツには柿が入っていて、この時期にもあるのかしらと少し不思議でした。
本日のキッシュがびっくりするほど一口で、食べる直前までこれが何であるかが全く判らない程でした。
じゃが芋とかサーモンとか入ってた気がしますが、もう少しあってもいいんじゃないかなあって思う大きさでした。
昨日のパンケーキの大きさ問題があったから余計に我が家は敏感になっております。
後はサラダ。
でも、いつもホテルのビュッフェなどで朝食を食べ過ぎる私たち、これくらいの量が適量なのではと反省したりもしております。
ここで過ごす朝食も贅沢な気持ちでゆったりと寛げました。
一人1,800円(税込サ別)ですが、こちらもちょっと割引なのでお手軽でした。
散策(ホテル椿山荘東京内)
2日目もお天気がよかったのでお庭を散策。
滝の後ろに回れるという意向もいいですよねえ。
ライトアップを楽しませて貰った三重塔は青空に映えてます。
なんといっても椿山荘、椿の季節には訪れたい。
1泊2食ティータイムありで、都合一人当たり18,000円で楽しめたお手軽なホテルステイでした。
そうそう、スパも楽しむ予定で準備はしていったのですが、18時から20時はクローズになるという営業時間になっていて、夫がちょっと行ってみる気持ちが無くなってしまったので今回はパス。
温泉もあって私は結構悪くないと思うので、またの機会にでも。
しかしハプニングが更にありました。
最後の最後、地下鉄で移動してしまって夫のカードを出そうとして、顔面蒼白。
夫のお財布一式は金庫に入れていたのです。
一切彼のお財布を触らずに過ごそうという想いからそうしていたのですが、しかしながらいつも金庫に入れても必ず取り出して帰るのにこの時に限って。
次の用事もあったので、私だけが戻りまた目白坂をぜいぜいと息を切らしつつ上って無事に受け取りに行きました。
翌日ふくらはぎに軽い筋肉痛を覚えたのは云うまでもありません。
お騒がせして大変失礼いたしました。これに懲りずまた泊めてください。