東京:谷中「ひみつ堂」(1)


やっと、ひみつ堂のかき氷を食べに行くことができました。
何となく混んでるだろうしと諦めモードだったのですが、今日は行こうと云う心の勢いがあったのもよかったかも。

実は今日のランチは散々な感じでハズレを引いてしまっていました。
元々行こうとしていたお店があったのですが、割と強引な客引きで、でも気にはなっていた新しく開店した創作フレンチだったのでまあ今日行ってみるのもいいかということで入ってみました。
しかし接客はつっけんどんだし、私のメインの魚は何やら千切ったような切れ端だったし、しかも水っぽく生臭くソースとも全然馴染まないし、夫の付け合わせのじゃがいもは火が通ってなくて生っぽかったし。
で、その通りで客引きをしていたマダムが「どう?美味しいでしょ?」と来たものだからもう脱力ですよ。
早い段階で我が家とは合わないことが判り、よかったと思うことにしました。

楽しくおいしい何かで記憶と胃の上書きをしないとと云うことで、散策がてら久しぶりに谷根千を歩き、ひみつ堂に入るに至った訳です。

夫は看板メニューらしいひみつのいちごみるく700円を。
私は河内晩柑のかき氷800円を。

カウンターに案内されたのですが、これが大正解でした。
入口手前から休みなく若いお嬢さんたちが手動式で日光の天然氷ををかいていき、次の人がヨーグルトソースや蜜を惜しげもなく溢れるくらいに掛けていき…という様子が見られるので、待っている間もワクワクできます。
並んで待つかなあと思いきや、その間にオーダーと会計も済ませるので、かなり合理的なオペレーションで感心しました。

かんきつ系大好きなので、この河内晩柑も大満足でした。
ほろ苦さも残っていて大好きな味です。

他の人がオーダーしていた宇治金時の深い濃い緑色と気持ちが豊かになれそうな量の小豆餡にも目を奪われました。
旬のものも大事ですが、次は宇治金時かなあとすでに心積もりしています。

暑いお茶も頂けるので、最後もほっとできます。
グラタンの季節も待ち遠しいですが、まずは氷蜜のかき氷を堪能することにしましょう。