2008/06/13

東京:駒込「フランス菓子 カド」


先日、駒込でケーキを買おうと思った際、いつものアルプス洋菓子店へ・・
とも思いましたが、以前のdancyuの記事で、
「川端康成が愛したケーキ屋さん」というフレーズが頭に残っていたので、
こちらのカドに行ってみることにしました。

昔ながらの店構え。
喫茶コーナーも併設されてるのが見えましたが、少し落ち着かないかもしれません。
中に入ると、ショーケースの向こうにいた年配の女性がニコニコと
「すみません、だいぶ少なくなってしまっていて・・・」
とわざわざこちらに回ってきて話し掛けて下さいました。

10数種類はまだあったのですが、もっとたくさんあるんだろうなと思うと
それはそれでまた来る楽しみをもてるからいいかな、と。

それぞれのケーキの説明を穏やかに、にこやかに説明するその様子に
何だかふんわりとした心地よさを感じて、ますますケーキ選びが楽しくなりました。

印象的だったのは、イチゴのショートケーキの話。
こちらのご主人は、フランス菓子ということにとても思い入れが強かったらしく
(それもその筈、日本で初めてフランスで修業したのだそう)
「フランスにショートケーキなどない」と頑として作らなかったのですが、
お客さんからの要望で、数年後にはしぶしぶ作ることに。
そしたら常に人気ベスト5にはランクインし続けてしまうそう。
やはり日本のお客さんなので、仕方がない部分もあるんでしょうね。

シュークリームも新作でアーモンドの香りもとてもおいしそうでしたが、
今回はモンブランと、パベショコラにしてみました。
2つで640円。
小ぶりながらも、昔ながらのきちんとした作りで、美味しかったです。
すっきりとした渋みが、バター系のクリームの後味をサッパリさせてくれる
ダージリンと合わせてみましたよ。

最近感じることですが、こういう昔から愛され続けてきたケーキ屋さんって
つくづくいいなあと。
流行のパティスリーの華々しさはなくても、実直な真面目な仕事が見えるようです。
大事にしていきたいなあと思いました。

お会計する段になって、初めて気付いたのですが、
クロワッサンがケースの上にありました。
「クロワッサンも焼いてらっしゃるんですか」と尋ねると
「ええ・・そうなんですよ。ご存知かと思いますが、フランスではこのまっすぐな形は
バターがしっかりと織り込まれたものなんですよ。
端が三日月形になってるのは、マーガリンが使われているという印なんですよ」

おおっ。知らなかった・・・!
あ、ABCのクロワッサンのレッスンとか、パンコーディネーターの授業とかで
こういう話あったかな・・・もしあったら全然覚えていませんでした。
諸先生方、すみません。
色々パンの事典系の本も読みました・・・が、あったんでしたっけ。

なので素直に感心してしまい 「勉強になりました、ありがとうございます」とお礼を。
このプチパン講座でとても満足してしまい、クロワッサン買うの忘れた・・・。

以前焼いた時、無意識にまっすぐにして焼いていましたが、OKだったんですね。
よし、また焼かないとね。

あと、マドレーヌが土台の豚さんのケーキが有名らしいのですが、
マジパンがちょいと苦手なので、パスしてしまいました。
でも大好きな漫画家:三原順さんも大好きだったと後で知り、
一度は買っておいても良い気がしてきました。
次回はぜひ。

それはそうと。
明日、何が発表になるんだろう。
東京ドーム行ける人いいなー。
世間の人々のご報告を楽しみに待とう。