2007/10/17

ペンギンズランチビスケット


英国好きYokoさんと、「ミスポター」を観にいきました。
館内は、幅広い年代の女性たちが圧倒的に多く、こういう映画を好むのは
そうだろうなあと納得です。

1時間半と云う短い作品に、ミスポターの人生の最もドラマチックと思われる時代が
コンパクトにまとめられていました。
ビクトリア時代、元商人から成り上がった「上流階級風」のポター家の娘として
上流志向がことさら強い母親に育てられたベアトリクス、
でも彼女は鋭い観察眼で描いた身近な動物たちを友として、
絵本作家としての才能を開花させていく処は、憧れてしまいます。

製本時に「あのゴシックは厭」「此処の色はなんとかならないかしら」と
自分の作品の世界にもとことん思い入れを強く持っていて、
妥協のない仕上がりも、世界中で支持されている理由かもしれません。

茶目っ気があって、志の芯が強いミスポターを、レニー・ゼルウィガーが好演、
ミスポターの気持ちに自然と共感できるような、そんな親しみがありました。

彼女はアメリカ人なのにイギリス人役が、不思議とフィットします。
イギリス人風の話し方をしているからなんでしょうね、違和感がありません。
私は、この作品でますますレニーのファンになってしまいました。

彼女の才能を心から支え続けた編集者とのノーマン・ウォーンも素敵で
ユアン・マクレガーがこれまたピッタリ。
ちょいと頼りない末弟っぷりもいい感じです。
情けない系の英国人俳優、好みだなあと改めて。
勿論、ヒュー・グラントが心のベスト俳優ではあります、ふふ。

ストーリー以外にも、見所はいっぱい。
美しい湖水地方の風景はある意味主役といってもいいでしょう。
ニアソーリー村に旅行した時には、まだイギリスを知ろうとしていた時期でしたので
改めてどっぷりとその魅力に浸りながら、旅したいなあ。
頃合の良い時期に、フットパスを歩き、辺りを見渡し、胸いっぱいに
英国ののどかなカントリーサイドの空気を吸いたいです。

また、しばしば登場するティーセットにもご注目。
シルバーのセットだったり、ウェッジウッドだったり。
更にインテリア、小物にも、ワクワクするものがあふれています。
ロンドンの家のゴージャスなものも良いですし、
ヒルトップの農家の家の、素朴な調度品もたまらなく魅力的です。
ベッドサイドの洗面ボウルとジャグに、何故かきゅんとしてしまいました。
うっとり。
クリスマスパーティのゲストたちのヴィクトリアンなドレスも着てみたい。
ミリーとの友情も、かくありたい。

更に、日本の「メイド」はあらぬ方向に行ってしまってもはや風俗のようになってますが
良家の子女の教育の一端を担ったり、パーティでのゲストに対する細やかな心配りをしたりと
本来のメイドの役割がきちんと描かれていて、ほっとします。

実は、ピーターラビットの絵本はいまだにちゃんと読んだことがなく、
どちらかと云うとベアトリクス・ポターの生き方に興味が尽きません。

映画の後は、Yokoさんご推薦の稲庭うどんの美味しいお店にて、
比内地鶏のつけ麺は残念ながら売り切れで、雪見うどんを堪能。
とろろやとんぶり、菊の花などの具がちらされ、喉の痛みにもとても優しく、美味しく頂きました。
比内地鶏(推定)入りの炊き込みごはんと、いぶりがっこも美味しかったなあ。

しかしながら体調が本調子ではない処、Yokoさんにお気遣いいただいて早々に帰宅。
長崎のペンギン水族館に旅行された際のお土産、
ペンギンズランチビスケットとカフェオレでゆっくり自宅で休みました。
1/8の確率で、アデリーペンギンフィギュアだったので、とっても嬉しかったです。
ありがとうございました~!