2007/08/22

キルフェボンのタルト


週末、配偶者がお土産に買ってきてくれたキルフェボンのタルト。
久しぶりに食べたかったので、小躍りして喜んでしまいました。

左から、クルミのタルト。
底にクルミがぎっしりと敷き詰められ、木苺のソースがクルミのコクを甘酸っぱく和らげ、
さらにふわっと軽い生クリームがたっぷりかかっています。
生クリーム堪能!
先週は、こういうのを食べたかったんだよなあ・・・。

イチジクのタルトは、カスタードクリームとイチジクの相性がいいのは想像通りですが、
パイ生地の台が、さくさくした軽い食感と、バターの塩気が
フィリングとのコントラストを成していて、これまた絶品です。

桃とチーズのタルトは、桃の芳醇な果汁と甘み酸味に、チーズのタルトがよく合います。
生クリームにも、桃の風味がしていて、ボリュームがありながら、
品のよいタルトでした。

二人の意見が一致して、桃とチーズのタルトがこの中ではもっとも素晴らしい、とのことに。

お供には、フォートナム・アンド・メイソンのダージリンをアイスで。

yokoさんから、イギリス旅行のお土産として、スペシャルなダージリンを頂きました。
乳脂肪分の高いスイーツに、シャープなダージリンがとてもよい相性でした。
ありがとうござます!
こんな素敵な缶を手にしたら、また缶コレクション再開してしまいそう・・・。
引っ越す時に、ほぼ処分してしまったんだけど。

さて、ずっと気になってた硫黄島2部作をどうしても8月中には観ておきたく、
やっとこさ一気に観ました。
(例によってかなりネタばれです。)
まずは、
父親たちの星条旗 (特別版)

アメリカ側から描いた本作は、一枚の写真によって都合よく硫黄島のヒーローを仕立て上げ、
戦争債キャンペーンに3人の兵士を祭り上げるさまと、
硫黄島での惨憺たる戦況を絶妙なフラッシュバックで振り返る構成。

最初、訓練中の兵士達は、陽気なアメリカーンって感じで、
カードゲームに興じたり、ジョークを飛ばしあったり、散髪したりと、
まるでレジャーにでも行くかのような様子なのに、驚かされました。
日本じゃ、悲壮感漂う、「御国のために・・・!」と無理矢理喜んでみせる出兵だって云うのに。

サイパンを出発したアメリカ艦隊の迫力も、相当なものです。
怖い。
船の中でもひとしきり賑やかな若者達ですが、1人不注意で海に落ちてしまいます。
最初は「後で助けてやるよ~」なんて、ジョーク交じりに野次を飛ばしていたのですが、
浮き輪を投げ落とすも、軍艦の群れは一向にスピードを緩めず、
落ちた兵士が見る見る小さくなっていきます・・・。
ここから、戦争という現実にやっと気づく兵士達。

硫黄島での戦いでは、日本兵は一切姿を現しません。
一層日本が不気味に感じます。
戦闘シーンは、実は殆ど画面を見れないので、横目で大丈夫そうな処だけをちらちらっと。
それでも、無残な傷口が時々目に入り、かなり生々しい。
ひええええ・・・。

そんな戦禍を潜り抜け、星条旗を立てた英雄3人が、
アメリカでいきなりパーティ三昧の日々を送るも、
硫黄島の出来事はしっかりトラウマになっており。

また、息子を亡くした母親の悲しみも描かれており。
どの国でもこの悲しみは共通なのです・・・。

それにしても戦時中でも、アメリカでは豊かなパーティが行われるし、
現地の兵士も、一段落するとすぐ煙草を吸うし、
鍋釜動員してまで、兵器を作らねばらなら無かったほど物資の不足していた
日本の悲惨な状況に比べると、余裕あるなあとしみじみ思います。
煙草って、昔の日本だと、天皇陛下から賜る有難いモノ、ってイメージが・・・。
有難い賜り物に、なぜ煙草なんだか、心底疑問に思います。

そう、トムとジェリーにも、戦争を鼓舞するようなストーリーのものもあったし、
子供心に「こんなの戦争中に作ってる国と戦ってたなんて、負ける筈だよなあ」と
思ったものでした・・・。
勝ちたかった、と云うのではなくて、馬鹿馬鹿しいことこの上なしと感じました。

クリントイーストウッドが「米国万歳! 我がアメリカをこんなに苦しめた日本め!」
なんて視線では全く無く、淡々とアメリカの負の部分を炙り出して描いたことに、
とても好感を持ちました。

見た後はかなりぐったり・・・。
硫黄島からの手紙は翌日観ようと思ったのですが、
つい続けて観てしまいました。
この更新は後日に。

私の個人的な感覚なんですが、ハワイ、グアム、サイパンって、
気楽に旅行する気分になれず、なんとなく気が重い場所です。
戦争なんてこれらの場所に限らず、何処の場所でも起こったものではありますが、
なんだかこの3つは特に、そう感じてしまいます。
もう、大体、戦争なんて馬鹿なことするからだよーっ。

こうして大事な人と、美味しいタルトと紅茶を楽しむことが出来る世の中が、
有難いなあとつくづく思います。