伊予柑スコーン


先月中旬の、ミルクティと共に楽しんだ伊予柑スコーン。
すでに伊予柑のマーマレードのようなものが生地に混ざってるため、
特に何も付けずにちょうどよい甘さです。

今日、道路沿いに散り始めた満開の桜が立ち並ぶ中学校の前を通りかかった時、
校門の前に、子供たちが集っているのを見かけました。
雰囲気的に独特の高揚感があり、今春卒業したばかりのように見受けられます。
そこへ、買って間もないような新しい私服に身を包んだ男子がやってきて、
門の前の子達とひとしきりはしゃいだ後、
ちょっとラフな格好をした女子と並んで、私の少し前を歩き出しました。

なんとも微笑ましいやら、懐かしいやら。
何十年も経ってもなお、中学卒業の日をはっきりと思い出せます。
おおっと、いつの間にやらそんな昔になってるのかと、気が遠くなりますが。

しばらく歩いていくと、古くからある団地で、デイサービスを受ける高齢者が
お迎えの車に車椅子ごとリフトで乗る処に差し掛かりました。
動いているのに静止画のような、そんな印象を受けつつ、通り過ぎました。

更に進むと、今度は、ちっちゃなお子ちゃまたちが20人ほど、
4,5人の保育士さんたちに従い、手を繋いで歩いて来るのにすれ違います。
ピヨピヨとさえずり、よちよちと一生懸命歩くお子ちゃまたちが、
本当にヒヨコのようでした。

ほぼ一本道を歩きながら、なんだかほんの数分で
人の一生を駆け抜けた気持ちになり、ハッとしましました。