兵庫:赤穂「さくらぐみ」


ナポリピッツァが美味しいと評判のさくらぐみに、やっと行くことができました。
いつも夫の実家に帰省した時には、色々とご馳走してくれるので、
今回は「母の日」として、義母と3人で出掛けました。
勿論、ワインを飲んでもいいように電車でね。
土日は2部構成で、5時の回で予約していましたので、少し早めに出掛けて
赤穂城の入り口から大石神社までを散策しました。
今度は、もう少し奥まで行ってみたいな。

ディナータイムは一人5,500円で、グループごとにコースをお店の方と組み立てるスタイル。
私たちは、全体的に魚系、ピッツァを2種類で、セコンドも魚のみ、
何でも食べられるので完全お任せで、とお願いしました。
夫と義母はまずビール!

なんてオーダーしていると既に、
自家製マグロの生ハムと甘えびのサラダが。

北海道産の甘エビは、甘くトロンとした味わいで、イタリアの魚醤を付けるとまた深い味わい。
マグロの生ハムってのも珍しくて、前菜の前から感動してしまってました。

アッサジャーレ ディッラカーサ。
前菜は盛りだくさん。

天然の岩ガキ、モッツアレラチーズが特に美味しい。
ここからみな思わずワインを頼んでしまいました。
白身魚のマリネとか、イカ&タコのソテー(よく判らないので)とか
あれこれと食べられるのって、楽しいです。
みんなでああだこうだ云いながら、遠慮無しに食べていきます。

そうこうする内、冒頭の1枚目のピッツァが登場。
エクストラ&バンディエラ。
エクストラ(ってマルゲリータ?)は今まで食べてたどれよりも美味しく、
もう半分の太刀魚のピッツアも珍しくて、いいなあ。

ここでパスタ登場。
パッケリのフルッティディマーレ。

なんと貝類のたくさん盛り込まれていることよ。
バッケリという太いマカロニみたいなパスタに、これらの貝のだしが染みこんで
感動的な美味しさでした。
なんせ、イタリア語もサッパリ判らない私、調べてみると「海の幸」ということらしい。
まさにその名の通りの美味しさでした。
夫と義母は、特にこれが一番気に入ったと云っていました。

此処までくると、だいぶ満腹になりかけていたのですが、まだまだ皿は続きます。

もう一枚のピッツア登場。
ウニとリコッタチーズ、サルシッチャ コンルーコラ。

このリコッタチーズにはほうれん草のムースが敷かれていて、
その上にウニがトッピングがされていて、ウットリしてしまいました。
パスタも捨てがたいのですが、私はこれが一番好きでした。
サルシッチャとはソーセージらしいです。
自家製ソーセージとたっぷりのルッコラ、これも美味しいです。

先ほどは、情熱的な赤い色合いでしたが、こちらは緑がテーマカラーで、
こんな楽しい演出も見た瞬間に、感動せずにはいられません。
土台のピッツア生地ももっちりしていて、すぐそばの釜で次々と焼かれる様も
ワクワクします。

同じ釜で焼かれた天然スズキのアルフォルノ。

散々食べて「はっ撮り忘れた!」と気付き、こんな調子ですが、
ふっくらと大きなスズキは骨と骨の間まで、みなで名残惜しく食べつくしました。

ふいー、大満足。
一息ついてドルチェタイム。

カンノーロ コン フラーゴラ、マンゴー、フィオル ディ カプラ。

カンノーロというシチリアのお菓子で、パリパリのパイ生地のような中に
リコッタチーズのクリームが詰められています。
生地は、マルサラワインが入っていて、揚げたものだそう。
これは3人でシェアですが、ディナーがもう少し軽かったら
一皿まるごと食べてしまいたいくらい美味しかったです。
ヤギのミルクのジェラートも病み付きになりそう。

エスプレッソと一緒に「サービスです」とチョコレート菓子が。

薪で焙煎したというエスプレッソもナポリ産と云う徹底振りがいいですな。
食後に、口の中も胃もしゃっきりとします。

狭い店内に、肩を寄せ合うようにテーブルが詰められ、
この距離のなさが親密になれる気がします。
スタッフさんもきびきびとしたサービスで、とても感じよかったです。

17時からと云う時間と、東京より日が長い関西の地だったことで、
明るい内からすっかり出来上がってしまって、なんだかますます
外国に旅した気分になってしまいました。

最後にアンケートを書き、手書きのメニューを頂き、
3人で口々に感嘆の声を上げながら、播州赤穂駅へ戻ったのでした。
次に帰省する時には、また行けるかなあ。
義母にも気に入って貰えたようなので、また行けるといいなあ。

追記:また行きました!
さくらぐみ2

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