寒いある朝の朝食。
明太子フランスは今月のパン教室でレッスンするので、幾度も試作をして確認しています。
和風のパンなので、しいたけなどのきのこ類やら人参やら芋類、ネギ類などを
たくさん入れた味噌汁を添えて。
寒いと、パンとスープというシンプルな食事が多くなります。
いや、寒くなくても、パンとスープという組み合わせはそもそも好きだなあ。
イギリス旅行する際も、カフェなどで「本日のスープ」とあれば頼みます。
パンがついて来ることが殆どなので、それで軽く食事が出来るので。
って、イギリス旅行ページをあれこれみてしまって、あっという間に時間が過ぎていく…。
もうイギリスに行ったのははるか昔なのですが、
2001年の時の夕食や、2002年の時の昼食などなど。
2000年の時の夕食ではスープスタンドがあって購入した際、
「日本にもスープ専門店があったらいいのに」と思ってたのですが
気づいたらあっという間に浸透していました。
処で、パン好きさんの間で注目されている、今月公開の映画『しあわせのパン』。
パンコーディネーターの仕事の関係で、先日試写会へご招待頂き、見てきました。
洞爺湖のほとりの月浦という自然豊かな土地で、ベーカリーカフェと宿を営む夫婦。
四季折々の風景と共に、様々な事情を抱えたお客さんがやってきて、
りえさんと水縞くんのもてなしに心がとき解れていくというオムニバス的な内容です。
出てくるインテリア、食事など、どれも憧れのひとつの形なのですが、
穏やかな気持ちで日々を暮らしている様がまた憧れなのです。
ちょっと色々もっと語りたいけど、つっこんだ内容は公開後に譲ることにして、
あの映画を見たら、大泉洋さん演じる水縞くんのこねるパン生地が気持ちよさそうで、
家に帰ったらパンを焼こう!という気持ちになりました。
で、カフェで出されるスープとパンの食事もいいし、
おやつに蜂蜜とりんごのパンに、美味しいコーヒーという組み合わせもいい。
食事のシーンで印象的なのは、水縞くんがパンをちぎってりえさんに渡す処。
パンを分け合う、美味しいもの、大事なものを分け合うという姿がじんと来ます。
分け合って共有できる相手がいるというのがいいなあと。
改めてそんな気持ちを持って、パン教室でのパンのレッスンをしていこうとも思いました。
ちょっと余所行きの感想は、日本パンコーディネーター協会の試写会コメントページにも掲載されています。
他のパンコーディネーターさんの感想もたくさん載っていますのでよかったらどうぞ。