2011/05/15

フォカッチャ2種


フォカッチャ2種類焼きました。
6月のパン教室の題材でもありますので、ご興味がある方、ぜひ一緒に焼いてみませんか。
じゃが芋を使った生地はもっちりとしています。

今日は、アカデミー賞主演女優賞で話題の映画、ブラックスワンを見てきました。
いつものようにネタバレお構い無しに書きますので、
まだの方はここまでにしておきましょう。

心理ホラーといった雰囲気と心得ていきましたが、
結構意外なシーンが多かったです。
後で知りましたが、R15指定にされているとかで、納得です。
個人的には、刃物、血、嘔吐のシーンがどんな時でもダメです。
今回もそれぞれありましたが、割と軽度でそれ自体が目的ではないという感じ、
エピソードの一環としてあるくらいなので、大丈夫かな。

後、ハンディカメラを全編通して使っているので、
緊迫したドキュメンタリータッチの映像になっていますが、目が激しく疲れる印象はあります。

そんなこんなを差し引いても、2時間弱、ぐいぐいと世界に引き込まれました。
面白かったです。
能天気に薦める映画ではないし、見終わった後、結構ぐったり疲れますが、
それでも見ごたえのある素晴らしい映画だったなあと思いました。

結局、自分の夢を娘に被せて同化させようとしている母親の過保護過干渉が
全ての元凶だけど、ホントにお母さん怖かったなあ。
主人公ニナは、何かに付けてビクビクするような性格になってしまっている。
生真面目で完璧主義で。

主役を目指すのは、母親の願いだけではないと思います。
群舞の一人にすぎなかった母親を超えて主役にならないと
自分は母親の枷から 逃れられないという風に何処かで考えていたのではと感じました。
「私は貴女のために夢を諦めた、でも後悔しない」と恩着せがましく云う母親に、
ニナは常にいらだちを感じています。
一度、言い返したりもしましたしね。

でも願いどおりに主役に抜擢されても、
今ひとつ殻を破れずにブラックスワンを全うできないレッスンの日々。
リリィとすったもんだありますが、彼女は一貫して本当はいい人なのに
ニナが戦うべき自分の中のプレッシャーを彼女に摩り替えていきます。
それで自滅していくのですが、クライマックスである舞台初日はそれが狂気に変わり、
かえってブラックスワンを踊るのに鬼気迫る素晴らしい表現力となって場内大喝采となるのです。

このシーンは、こちらまで黒い羽根が生えてきたような錯覚に陥るほど、
精神的に追い詰められてしまいました。
それと同時に物凄いカタルシスを味わい、「ヤッター」という気持ちに高揚してしまいました。

ある意味ハッピーエンドだと思います。

ところどころ画面を見れないでいたので、後で夫に、
「刺したのは誰が誰を?」等といちいち尋ねては呆れられてしまいましたが、
そこはどうしても見れないので許して欲しいな。

別にニナのように主役になることはないにせよ、
どちらの性格に近いかというと私はリリィよりはニナに近いと思います。
リリィの奔放な考え方や振る舞いに憧れます。
でもできない。
こう見えて、私も諸々のプレッシャーと戦う場面がたまにあったりします。
だからニナの気持ちはなんだか理解できてしまいます。
あそこまでではないですけどね。

だから逆にリリィタイプの人がこの映画を見たら、
「そんなんだったらもう主役とか辞めたら?」などかなり苛々としてしまうのかなあ?

ナタリー・ポートマンの美しさありきの映画ですね。
9kg減量して、一日8時間のレッスンを1年間続けて撮影に臨んだそうです。
小さい頃に覚えがあったとはいえ、身体の線や身のこなしなど美しいですねえ。
振り替えの人との区別がとてもスムーズで、まるで彼女が踊っているように見えます。

普通にバレエ『白鳥の湖』を観たくなりました。