東京:渋谷「山城屋庄藏」


グループ内の複数の会社や部署にまたがって、少しずつ人が増えながら回を重ねている女子会。
今回は、ずっと夢だった音大に入って勉強をしなおすことを決意したUさんの激励の会となりました。
みなそれぞれに頑張っている姿に元気を貰えます。

素敵なお店をメンバーが教えてくれて、渋谷駅前にこんな空間があったのかと驚きました。
美しくて香りもよい素敵な料理の数々を前にして、さらに盛り上がります。
こちらではお店がトータルで世界観を構築したお料理をコースで頂く形式。

冒頭は雛前菜で、赤腹ちりめん五目寿司と、烏賊と分葱の鉄砲和え。

お次は初春盛ということで…。

左から花豆杏露酒煮、長芋梅酢漬け、揚げ桜麩田楽、そして
味噌漬け三種 コチュジャン風味 (筍、黄味玉子卯の花まぶし、クリームチーズ)です。
クリームチーズの味噌漬けと、揚げ桜麩田楽が特に好きでした。

椀物は、
白蛤とじゃがいもの真蒸 アスパラ餡  イタリアの薫りと共に。

思いも寄らない組み合わせで、新鮮な驚きで一杯です。
しんじょももっちりで中には大きなハマグリがはいってました。
オリーブオイルの香りがしつつも、しっかり磯の香りがします。

向附は、鯛昆布締め 大徳寺納豆巻き  菜の花桃酢掛け。

桃酢って珍しいですねえ。
甘酸っぱいお酢で美味しかったです。

焼物は、貝合わせ蕗の薹焼き。

貝に残った旨味たっぷりのお汁までしっかり堪能します。
塩で貝がぐらつかないように安定させているのですね。
ちょっとしたあしらいにも感激してしまいました。

主菜は天ぷら。

春の揚物三種 鯛の子のお出汁と共に
(和牛とこごみの東寺揚げ タラの芽アーモンド揚げ 甘エビ燻製の新挽揚げ)。
最初にお出汁が出てきたのですが、あまりにも立派なので内心
素敵なスープ…と思っていた処、天ぷらが出てきて、察しました。
さっさと手を出さないでよかった。
すると他の子も「このお出汁がお料理かと思ってた」と云ってたので同じだったのだなと
みんなで笑いあいました。

食事は、蛍烏賊と蕗のだし茶漬け。

糠漬けが添えられています。

温かいお茶を頂いて一服した処へ、デザート。

ほうじ茶のアイスクリーム、大納言百合根の唐板乗せ、
黒豆ワイン煮 共地ゼリー掛けという盛り合わせ。

唐板の軽快さは、ほうじ茶アイスをのせても美味でございました。

これらは3月のお献立「佐保姫のほほ笑み」で、税込3,990円。
細かい仕事の数々と厳選された食材、さらにこのロケーションを思うと、
なんとコストパフォーマンスの良いお店ではないかと改めて感動します。
女子会だけでなく、デートにもかなりお薦めです。
季節のお料理を楽しめるので、
月が替わるたびにメニューが気になるし、
誰かを連れて行って一緒にお料理に感嘆したくなること、 間違いありません。

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