2008/07/23

東京:新宿「スーホルムカフェ」


堺雅人さんがめちゃくちゃ気になったので、主演映画「ジャージの二人」を観てきました。

嬬恋村の緑豊かな環境にある別荘で繰り広げられる夏の避暑暮らしは、
先日、インターネット試写会で観た「西の魔女が死んだ」とは対極の、
アンチスローライフって処が面白いです。

大事件が起こるわけでもなく、ゆるゆるっとした夏の数日の中にも、
父も息子ものっぴきならない現実を抱えているのですが、
お互いにそれは見せずに、心地よい距離感を持って、
祖母の残したコレクションたる地元の小学校のジャージを来て過ごしています。

スーパーで激安の1個33円のトマトを無言で買い物カゴに積み上げた後、
隣人や知り合いに立て続けに袋いっぱいのトマトを貰ったり、
周りには広大なキャベツ畑が広がっていたりするのに、
結局は冷やしトマトとして食べたり、
基本的な食事はレトルトカレーとか、菓子パンとかが目に付いたり。
あまり食事で魅力的なシーンって少なかったのが、逆に凄いなと。

強いて云えば、遠山さんちで呼ばれたアスパラの天ぷら、
初日の朝の食卓のキュウリ山盛りサラダ、
息子がスライストマトをはさんだカリカリトースト・・・くらい?

あとは、食品では具体的に名前が知られているようなものがたくさん出ていて、
携帯の圏外になるような山荘だけど、妙に世俗的なのです。
ジャイアントカプリコーンとかアルフォートとか。
様ざまな固有名詞がとても印象的でした。
ペットのワンちゃんの名前もミロですしね。
大体、小学校の名前入りのジャージ着てるし。

ダンボールに持参したソーセージとか調味料とかを冷蔵庫に入れたり、
引き上げるときにまたそれらをダンボールに仕舞ったりしていて、
とにかく日常を持ち込んでいるのです。
顕著だったのは、花ちゃんですね。
レンタルビデオを貪欲に観るようにしているし。

山荘には、恐らく30年ほど前から普通に使い続けている扇風機や炊飯ジャーなどもあり、
時代は少し下ってファミコンなども置かれており、お父さんずーっとそればっかりやってる。

ディティールばかり書いてしまいましたが、息子の堺雅人さんは期待を裏切りません。
笑みが哀しいです、何処か。
妻を容認し続けるのは何故なんだろう、・・だから無職になったのかしら。
本を読んでいないので、さっぱり判らない事情もありますが、
もし堺雅人が息子役でなかったら、今ほど彼を擁護する気持ちはないなあ。
1年後もまだ無職のままで、どうやって生活できるんだろう。
妻も、そんなだからますます他の人に気持ちがいくのではないかしら。

鮎川誠さんも和みます。
福岡出身者にとって、彼の朴訥とした喋り方は、とても郷愁を誘うんですよ。
いい存在感ですなあ。

西の魔女の空間と似てるけど、こちらは何も教訓がない処がそれはそれでいい。

5,60人くらいのこじんまりした映画館は、満席で、
恐らくその前も、後もロビーが人々でごった返す勢いでした。

終わった後は、近くのこちらのカフェで昼食としました。
遅い時間だったので、ランチタイムは終わってるかなと思いきや
まだまだやってて助かりました。
サンドウィッチランチ880円、ドリンク付きです。

玉ねぎのスープとピクルスが添えられているとはいえ、
若干、割高な気も?
今日のサンドウィッチは、ナスとトマトとツナ。
マヨネーズ部分が多かったためか、皿と接した一番下のパンが
かなり湿っていました。 フィリングの水分も注意が必要ですなあ。
ランチをしましたが、多分食事より
はティータイムを過ごす方がいいかも。

ランチデザート350円も頼んでしまいました。
シフォンケーキにメープルシロップがかかっていてます。
アイスレモンティーと共に。

ふわふわで甘すぎないし、美味しかったです。

このカフェは、インテリアショップアクタスに併設されていて、
とても日当たりのよい位置にあります。
テラス席は喫煙で、室内は全て禁煙なので、安心できる場所。
とはいえ、とても暑い日だったので、出来るだけショップ寄りの
ひんやりしたエリアのスワンチェアに身を沈め、折角なので
食後もしばらく読書をして涼んでいました。

このまま日が暮れるまで居たいなあと思いましたが、
流石に帰宅せねば。
地下鉄の入り口が幸いにも近くにあるので、すぐに逃げ込みました。

そうそう、もうひとつ、映画でニヤリとしたことがありました。
山荘へ誘うメールに、素敵な美辞麗句を書いていましたが、
現実も書いた方がいいという父の助言で、デメリットも併記するシーン。
なーんかよくあることだろうなあって思った次第です。