2015年 宮城・福島編:スターホテル郡山、開成山公園、安積疏水、ソノラバーガー、向山製作所

朝食「花かご」(スターホテル郡山内)

まずは大浴場でゆっくりと身体をほぐしました。
熱めのお湯で気持ちいい。疲れが吹っ飛びます。

さてお腹も空いたので朝食へ。
アクセスツアーには食事が付いていないはずなのですが、このホテルのシステムで朝食が自動的についてくるらしいいのです。
ありがたい。

テナントのはなの舞が朝食の時にはホテル内の入り口には「花かご」と看板が掲げられていました。
チケットを渡すとそのまま場所取りもするタイミングなくトレーを渡されてビュッフェの台に誘導されました。
ぱっと見、和食で行ったほうがいいなと思ったのでそのまま並んで色々とお料理をお皿に乗せます。
福島の郷土料理の、山菜と魚を煮込んだものなどもあったりして、地元感がいいな。
今書いているのは一ヶ月近く経っていて、肝心の料理名とか素材とかを忘れているのが情けないのですが…。

山形県産のお米のごはんは、うっかりお代わりしてしまいたくなりますが、ここはぐっと抑えて。

コーヒーに牛乳を入れてカフェ・オ・レに。
ご馳走様でした、大満足。

郡山散策

チェックアウトまで時間はあるし、折角駅から離れたこの界隈にいるので、開成山公園へ散歩しに行きました。
賑やかだなあと思ったら、総合運動場でスポーツのイベントがあるみたいでした。
バラ園があるらしいと行ってみたら、時期がまだ早かったようで、ポツポツと咲いていた程度でしたが、スーパースターというこの品種をみて、昨夜の松潤のソロを思い出したりなんかしておりました。
さらに進むと大きな沼がありました。

カモがたくさんいて、餌付けをしている夫婦の処へてくてく歩いて追いかける子もいました。
そのそも開成山というのは民間の開成社の開墾した場所。
安積疏水というキーワードを見て、以前ブラタモリの京都編で見た琵琶湖疏水を思い出し、疏水ってここでも行われたのだと急にトキメキました。
なんだなんだ、郡山に泊まってよかったじゃない、私。

で、この写真は開拓者の群像があるなあと通り過ぎた処、この看板にハッとした次第です。
東日本大震災もその後に起きたことも決して関心が薄いわけでないつもりでした。
しかしこの看板は除染を実施したことを知らせるもので、見づらいですが平成23年の除染前では1.70μSv/時でしたが、平成27年9月18日、つまり私が訪れた二日前にも計測して0.18μSv/時であることを示しています。
かなり頻繁に計測していることを伺わせます。

更に進み、道を超えて開成山大神宮ヘお参りに。
こちらは東北のお伊勢様と呼ばれているらしいので、今度お伊勢さんに行くと東西どちらも行ったことになるのか、なんか嬉しい。

安積疎水と気づいたのは実は駐車場横のこの水辺にある看板を見てから。
もっと早く気づいて余裕があったら、できる限り遡って巡ってみたかったな。
いや、それは先でもいいかな。
タモリさんが安積疎水を辿ってくれて私たちに道標を与えてくれてからでも。

という訳で大人しく開成山公園を後にします。
三万石の開成山店に行きたかったけど、11時開店でまだだったためそれも諦めてホテルへ戻ります。
かなり早歩きで歩いたため朝から既に疲れてしまい、11時のチェックアウトまで一旦ぐっすりと眠ってから、ホテルを後にしました。

駅から離れたホテルから、散策しながら駅へ戻るため荷物は何処にも預けられず、持って移動するのは少ししんどいなあと思いながらも折角来たので、頑張ります。
沼地を開拓したので、池や沼が多く、かつて川だったのではと思うような道の形状を確かめつつ歩きます。

あ、その前にザ・モール郡山で一休みして、秋らしくぶどうのフレッシュジュースでクールダウンし、ビタミンやポリフェノールを補給しました
おいしかったなあ。

更に歩いて安積疏水のことを学べるかなと思って歴史史料館へ。
なんと入館無料という太っ腹な感じですが、事務室にどなたもいらっしゃらず、他に見学の人もいなかったためこの建物に私一人なのかと思うほどの人の気配のなさにちょっとドキドキしてしまいました。

郡山の歴史、出土品なども見ながら上に上がります。
途中こけしの分類された棚を見つけ、最近「こけ女」ブームらしいなあとかその系統はこんなに分かれてるものなのかと思いました。
そもそも東北の文化なのですね。後日、しやがれの企画でも大野くんがこけしを作っていまして、その器用さに改めて驚きました。
…と最後に入った3階の戦争資料展の第三展示室で、思わず「ひゃっ!」と驚いて声が出てしまいました。

よく見るとこのマネキンとかカーテンとかに謎が多すぎて、困惑します。
気を取り直してこの「空襲と軍都郡山」の地図を眺めると、軍用工場がしっかりと狙われて空襲されたことがよく判ります。

さてこの歴史史料館は旧郡山図書館らしく、お向かいの中央図書館は新しく昭和56年に建てられたそうで、折角なので地元的な何かを読もうかなと入ってみました。
本格的な資料を読むほどの時間はないので、地元誌を閲覧します。
福島の色々なカフェやお店を眺めていると、また改めて福島を楽しむ旅も企画したいなと思います。

そのまま麓山(はやま)公園に入っても、除染のお知らせの看板があり、またも実感しつつも安心します。
更に進むと、出ました、国の登録有形文化財:安積疏水麓山の飛瀑!

郡山市教育委員会の看板から引用すると、
「安積疏水の飛瀑は、安積疏水の開削における分水路78kmの開削により、逢瀬町多田野の第五分水路を取水口として郡山方面に導水するため、疏水路郡山支線の一環として1882年に建設された人工の滝です。」
色々検討してこの場所がベストだったようで、水力発電など多目的に使われることを企図したものだそう。

公園自体もののんびりしていい感じで、流石日本の歴史公園100選のひとつです。
もともとは旧二本松藩主の馬場だったとか。

少し紅葉が始まっていました。
そこから21世紀記念公園を通り、ランチのお店に向かいます。
この21世紀公園の整備のされ方は、防災拠点としても利用されるものだそうで、納得です。

昼食「Sonora burger(ソノラバーガー)」(福島県郡山市)

米沢牛100%のハンバーガーを目指してきました。
少し待ってからカウンターに通してもらい、秋なのできのこチーズ760円をドリンクセット+320円で。
ドリンクはジンジャーエールを、サイドメニューはポテトかオニオンリングかを選べ、オーダー待ちの時に目の前で大ぶりで美味しそうだと思ったオニオンリングを選びました。
玉ねぎが甘くてジューシーでした。

ハンバーガーも牛をみしっと感じられて美味しかったです。

スツールの足が3本で、バランスよく腰掛けていないとひっくり返りそうで、変な力が入ってしまい、食べ終わった頃には右足が完全にしびれていました。
これはまずいと思い、腰かけ直してしびれが少し治ってからお手洗いに立ったりして、軽いリハビリを経てお店を後にしました。

足のしびれに動揺して、この近くで1件パン屋さんに行くべきなのにすっかり忘れて駅の方へ向かってしまいました。
わー私のバカバカ。
駅への道すがら、このようなオブジェを目にして思わずパチリ。

なんだろう、一体どういう経緯なんだろう。

お茶「向山製作所cafe」(福島県郡山市エスパル郡山内)

ホットキャラメル550円。
生キャラメルで有名なお店なので、キャラメル的なものを楽しみたいと思いました。

試食に直営カフェ限定の生キャラメル エスプレッソも添えられていて、嬉しい。
パンケーキ的なものにキャラメルソースを掛けたりもしたかったのですが、意外とオニオンリングで満腹になってしまい、断念。
ホットキャラメルで堪能いたしました。
ここはカウンターにコンセントもあるので、旅の途中にはありがたいです。
キャラメルポップコーンもおいしかったので買って帰りました。

パン好きとしては、郡山のソウルフードらしいクリームボックスを購入したかったのですが、駅の三万石では限定200個のため売り切れ…!
先ほどのハンバーガーのお店の近くにある別のパン屋さんによってそちらで購入しておくべきでした。
しかしながらポンパドウルでこの度全国デビューするとかで、東京でもしぶしぶ買えるからいいかな。
本当はご当地で買うものと思っていたのでちょっと悔しい。

新幹線に乗ったら、お隣の席に既に座っていた女性はおそらく100%仙台から乗ったであろう、同じArashi Blast in Miyagiに参加したであろう、ニノファンであろうと思われる方でした。
私は窓側だったので、ちょっとしたやり取りでとても感じのよい方だったので、どうしよう聞いてみようかなともじもじしてしまっていたのですが、流石に疲れてどっぷりと眠ってしまいまして、その方も次の駅で降りたため声をかけられず。

でもこうして宮城に人々が集まり、コンサートの時間を共有して、それぞれに東北を味わい楽しみ知り、日常に戻っていくんだなあというのを感じました。
そしてチケットを譲ってくれた友人、快く送り出してくれた夫、このコンサートに携わっていただいた全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。

帰宅して荷解きをして、ペンライトを取り出してみました。
光っている時には、紫と青の区別が全然つかなかったのですが、こうして落ち着いてみると違いが判るのですね。