2012年 新潟篇: チサン ホテル & コンファレンスセンター 新潟、ぽんしゅ館

またもやPerfume新潟遠征でJR東日本の「ウィークエンドパス」を購入、ついでに観光してきましたよ。
前回の新潟遠征の時は「土・日きっぷ」という名称で、新幹線の自由席も乗り降り自由でしたが、暫くぶりにみてみたら名前も微妙に変わっていて、新幹線は特急券が必要ということになっていました。残念。

おやつ「浅野屋」


昼食のことを考えて朝食を軽めにしたのですが、バタバタと家事をした後に家を出たら
急にお腹が空いてしまって。
で、浅野屋さんでパンを、車内販売でコーヒーを買い、朝のおやつにしました。
右側の四角いのは、じゃがいもとソーセージのピザ378円(カットして貰ってます)、
ハートのはバレンタイン商品のメープルウォールナッツ263円。
ピザは生地もソースもトッピングもバランスがいいし、
後者は生地の引きが強くてとても食べ応えがあり、甘いだけじゃないんだぞという感じで
どちらも美味しいねえと、早速新幹線の中で食い倒れの旅の始まりでした。

上越新幹線のプレミアムブレンドコーヒーは「アロマチックトレインカフェ」と称し
2月は限定コーヒーとしてマンデリンブレンドなのだそうです。
最初、何処かでコーヒー買って入ろうかと云っていたのですが、
いやいやどうして車内のコーヒーもよいと思います。


前回の新潟遠征の時に後で気づいた、越後湯沢駅にあるぽんしゅ館。
お酒とお米のテーマパークです。
今回は最初からここに立ち寄ることを考えて、お昼前に着くように新幹線を選びました。
まず一番奥の酒風呂「湯の沢」へ直行します。
一人800円ですが、サイトにあるクーポンを提示して一人100円引きの700円となります。

こちらは天然温泉に日本酒を適量入れて、香りでリラクゼーション効果を狙ったり、
血行をよくしたり、お肌がスベスベになったりなどのいいことがあるらしいです。
割と温度も高めで、身体の芯からほかほかに温まりました。

昼食「魚沼の畑」(新潟県南魚沼市)


ぽんしゅ館の中にあるうおぬま食堂 雪ん洞の姉妹店だそうで、
そちらにするか迷いましたが、魚沼の畑はおかずバイキングがあるのでこちらに決めました。
冒頭の写真を見ると、単にごはんと味噌汁だけのようではありますが。
間にチラッと見えているとろろを始め、様々なお惣菜が食べ放題になっている
魚沼の田舎料理バイキングがついた定食なのです。
根菜類が多いので、絶対に満腹になってしまうと思い控えめに第一弾を。

優しい味付けながらも南魚沼産コシヒカリのごはんがたいそうすすみます。
バイキング定食は800円。
夫は、それに卵が2個もついた卵めしバイキング定食950円。
ひとつ貰って、とろろと一緒に卵掛けご飯に
その卵たるや大きくて、しかも濃厚で甘い。

お醤油は控えめにして…
おかず第2弾!
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夫はこのおかずでやっぱりビールを飲みたくなったらしく、八海山泉ビール550円をオーダー。

一口だけ貰ったらシルクのようなきめ細かな口当たり。
なんで「やっぱり」だったかというと、最初にカウンターでおかずを取り分けていた時、
飲みたいなーと夫が呟いていたら、
私の前にいた女性が「車じゃないなら許す許す飲みな飲みな」と云ってくれたりして
「わーい許された~」などとワイワイやっていたからなのでした。
車じゃないと心置きなく楽しめますね。

温泉の後にもお食事処にもお土産の試食コーナーにも
そば茶がふんだんにサービスされていて。
香ばしくて美味しいので、購入しましたよ。

「ていすてぃんぐGALLERY 越の室」(新潟県南魚沼市)


ここも前回断念した利き酒コーナー。
サイトのクーポンで500円のところを450円で、専用メダルを5つ貰います。
利き酒マシンから興味のあるお酒をお猪口に注ぎ、楽しむという訳です。
私は日本酒は大好きですが、なんせ量が飲めないのと昼間なので、
主に夫が楽しむのをちょいと舐めさせて貰う程度で。

きゅうりの浅漬けをお供にやるのがよさそうですが、
お昼ごはんをしっかりと食べた後でしたので、もっぱら飲み専門で。
とはいえ、冒頭のように味噌だったり、
日本酒に合うとされる塩の数々だったりが用意されているので
組み合わせを楽しむのもまた一興かと。

最初の3種類は日本酒を。
あとの二つは梅酒でやってみました。
で、最初の梅酒は梅感が強い、濃厚なタイプ。
次にこちらのさっぱりタイプの梅酒を試してみましたら…。

2人ともすっかりこの梅酒が気に入ってしまい、隣の酒屋さんで早速購入しました。
爽やかで美味しい。

利き酒テストもあるので、舌に自信のある方は是非挑戦してみては?



なんというか普段雪に接していないので、高崎駅を過ぎてからの長いトンネルを抜けたら
雪国だった、というのを目の当たりにして、かなりテンションが上がっておりました。
それにしても駅前の時計台の雪の積もり方が不思議で、
こんなにぽってりと何層も盛った感じになるのでしょうか。


駅前ロータリーのすぐ向こうに雪山が迫っているのもすごいねえと見飽きません。


越後湯沢駅だけで何時間も過ごせそうですが、きりが無いので新幹線にまた乗ります。
見渡しても一面雪景色で、長めていたらあっという間に新潟駅へ着きました。

ホテル「 チサン ホテル & コンファレンスセンター 新潟」(新潟市)


新潟の冬の雪の具合が本当に判らず、かなりビクビクして恐れていました。
大雪のニュースを見聞きしては、私たちのような素人に自由に動き回れるのかと
心配になっていました。
駅南口直結という触れ込みに惹かれ、
内装もリニューアルして綺麗に見えたためこちらにしてみました。
ビジネスホテルなので、色々とさっぱりしていますが、何より駅直結、そして安い。
元々安い上に、私が勤めてる会社の福利厚生システムを利用して更にお安くなりました。

マットレスは固めですがデュベスタイルなのも嬉しい。
最初写真撮るときに気づきませんでしたが、枕もとの灯りは天井に埋め込まれています。
ベッドからみるとこんな感じ。

右下の冷蔵庫は空の方式。
デスクの左袖の扉にはポットなどのセットがありますが、お茶は全て粉タイプ。
加湿器が備え付けられているのにはとても助かりました。
ズボンプレッサーもあります。

玄関方向。

クローゼットがなく、ハンガーを吊り下げるだけのタイプにしているので開放感がありますね。
ただ荷物の置き場所に困りました。

バスルームも明るい印象。

色のメリハリが狭さをカバーしている気がしました。

男女の構成を予約時に伝えてはいましたが、
アメニティにはT字かみそりが2本あり、シャワーキャップはなし。
元々シャワーキャップは無いようですので、男性向きのホテルなのかなあと感じました。



この旅行の目的はPerfumeライブ!(ライブのことについては、「新潟の笹だんごパンなど」にて)
歩きたがりの私たちは、しっかり防寒対策をしていざホテルを出て歩き出しました。
以前の記憶も手繰り寄せながら、ここにあれがあったねえなどと最初は暢気に。
しかし朱鷺メッセに近づいて行く内に吹雪になってきました。
こんなにとめどなく降り続く雪の中にいるのは生まれて初めてです。
次から次へと積もっていく雪に、「そりゃこんなに積もる訳だ」と納得しつつ、
歩道の一部が明らかに雪が積もっていない処に流石設備が違うと思ったり。

朱鷺メッセ隣の日航ホテルは、前回朝食を食べに来たことがありましたが、
展望室があったとは知りませんでした。
その名もばかうけ展望室。
冬の日本海の眺望もまた素晴らしいものでした。

朱鷺メッセでのPerfumeのライブも楽しかったです。
この件はページを改めることとして、帰りは信濃川沿いをひたすら万代橋まで歩きました。
なかなか川沿いの眺めもいいものだなあと思ったり、
雪の中急いで歩くのは本当に足に来るので、
一刻も早く目指す居酒屋さんに辿り着きたいと思ったり。

という訳で、夕食の五郎でのことにつきましては、外ごはんのページでご紹介しています。

その後で、なんとなくデザートで閉めたかったので一生懸命夜カフェ出来る処を探し、
結局ホテルの近くで遅くまで開いているイタリアンなお店でカフェ利用させて貰いました。

私はレアーチーズケーキ、夫はティラミスでした。

朝食「彩巴 -IROHA-」(ホテル内)


何ということでしょう。
この朝、私の食欲が全くありませんでした。
昨夜食べ過ぎたとみるのが自然なのですが、実は胃の調子があまりよくなく、
密かに恐れている可能性が一つだけあるのでした…。
さておき、少しくらい食べようと思い、米どころ新潟なのにパンを取る有様。
でもホテルで焼いていると書かれていたので、そこは評価したいと思って。
多分焼成のみかなとは思うのですが、「焼き立てを提供する」という事が嬉しいのです。
バターロールと、チョコバニラのデニッシュ。
後はサラダ、オレンジジュース。
ヨーグルトにはフルーツカクテル、フレッシュフルーツはパイナップルだけでした。
が、このパイナップルはかなり甘くてパイナップルに全力投球しているのかと思うほど。

いつもの私の朝食の様子とは全く違っていたので、
夫は「女子か!」と笑っていました。
そんな朝もあるんです。

ライトな朝食の選択肢として他には、へぎそばとかシリアルという手もありました。

対して、夫の朝食がもうひっくり返りそうな勢い。

今月は期間限定メニューの炭火焼あらびきハンバーグがあるとかで。
あ…朝からですよ、スゴイ・・・。
日本ハムと共同で開発したごはんに合うハンバーグなのだとか。
これを中心にロコモコ丼風に構成したそうです。
確か乗ってるのはクリームコロッケでしたか。
しかも右には、牛すき煮、右上のお椀は味噌汁ではなくカレーですよ。

ラインナップを見て頂くと想像できるかもしれませんが、
やはり私の感想としては、このホテルは男性が喜ぶおもてなしをしているのかも。
サラダ等の野菜よりも、がっつりメニューの方が充実しているし。
果物もあまり種類が無いし。
だから逆にガッツリしたい人におすすめです。

夫はこの丼を作った直後に温泉卵に気づき、
「これを先に知っていたら、構成を変えたのに…」と一人反省会。
なんだか楽しそうでよかったです。

そんな夫とは打って変わって食欲の出ない私は、
ホットコーヒーと牛乳でカフェオレなどにしてゆっくりしていました。
追ってコーヒーにした夫は、パンの処にクロワッサンを発見。
おいしそうだよというので、トースターで温めて貰ってきましたら、納得。

サクサクホロホロとした食感がとてもよかったです。
はちみつもちゃんとしたはちみつで、付けると味わいがまた変わってよい。
これくらい美味しいはちみつだったら、普通の食パンも置いていて欲しいな。
トーストにしてはちみつとバターで食べたいです。


それにしても昼食が入りそうにありません。
旅の定石、マッサージに行こうとしましたが、調べて当たってみても午後からの営業が多く、
結局諦めてもう東京へ帰ることにしました。

昼食


新潟のカツ丼は、全国的な一般的なそれとは違う「たれカツ丼」だというのを
ケンミンショーで知りました。
折角なので駅弁でそれを体験しようということで、
一つをシェアするなら食べられそうなので買って新幹線へ乗り込みましたよ。

もっちりしたコシヒカリご飯の底にはソースが薄く染みていて、その上には千切りキャベツ、
トップには堂々とタレに浸したトンカツが並びます。
薄いスライスなので、さっぱりと食べられます。
越後もちぶたというブランドの豚肉なのだそう。

醤油ベースの味噌風味のソースが不振だった食欲を優しくリードしてくれました。
赤カブの酢の物もいい脇役です。

夫は新潟の味をこんな形でも名残を惜しんでいましたよ。

コシヒカリを使ったビールに、新潟の名産、鮭の酒びたし。
酒びたしなのに、原材料名には「秋鮭(国内産)、食塩」としか書いてない。
はて、酒は?
と思って調べたら、お刺身のようにお皿に並べてお酒を掛けて食べるものなのですね。
塩引き鮭を日本海の寒風に吹きさらして半年間掛けて作るものだとか。

日本津々浦々、食文化に興味は尽きません。
収穫の多い新潟の旅でした。